B.3. 完全なフェイルオーバーおよびフェイルバックのテスト
このテストは、プライマリーサイトとセカンダリーサイト間の完全なフェイルオーバーとフェイルバックをテストします。プライマリーサイトのホストをシャットダウンするか、ストレージドメインへの書き込みをブロックするファイアウォールのルールを追加して、障害をシミュレートできます。
環境のフェイルオーバー、環境のクリーニング、フェイルバックの実行の詳細は、フェイルオーバーの実行、プライマリーサイトのクリーニング、および フェイルバックの実行 を参照してください。
手順: フェイルオーバーテスト
- プライマリーストレージドメインと複製されたストレージドメイン間のストレージレプリケーションを無効にし、複製されたすべてのストレージドメインが読み取り/書き込みモードであることを確認します。
次のコマンドを実行して、セカンダリーサイトにフェイルオーバーします。
# ansible-playbook playbook --tags "fail_over"
- 関連するストレージドメイン、仮想マシン、およびテンプレートがすべて登録され、実行されていることを確認します。
手順: フェイルバックテスト
- セカンダリーサイトのストレージドメインとプライマリーサイトのストレージドメイン間のレプリケーションを同期します。セカンダリーサイトのストレージドメインは読み取り/書き込みモード、プライマリーサイトのストレージドメインは読み取り専用モードである必要があります。
コマンドを実行してプライマリーサイトをクリーンアップし、すべての非アクティブなストレージドメインと関連する仮想マシンおよびテンプレートを削除します。
# ansible-playbook playbook --tags "clean_engine"
フェイルバックコマンドを実行します。
# ansible-playbook playbook --tags "fail_back"
- プライマリーストレージドメインからセカンダリーストレージドメインへのレプリケーションを有効にします。
- 関連するストレージドメイン、仮想マシン、およびテンプレートがすべて登録され、実行されていることを確認します。