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3.3. ネットワークの留意事項

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Red Hat Virtualization 環境でネットワークのプランニングや設定を行う場合、ネットワーク概念やその使用についてよく理解しておくことが強く推奨されます。ネットワーク管理の詳細は、ネットワークハードウェアベンダーのガイドを確認してください。

論理ネットワークは、NIC などの物理デバイス、またはネットワークボンディングなどの論理デバイスを使用してサポートされる場合があります。ボンディング自体が機能しなくなるには、ボンディング内のすべてのネットワークインターフェイスカードに障害が発生する必要があるので、ボンディングにより高可用性が改善され、対障害性が向上します。ボンディングモード 1、2、3、および 4 は、仮想マシンおよび非仮想マシンのネットワークタイプの両方をサポートします。モード 0、5、および 6 は、非仮想マシンのネットワークのみをサポートします。Red Hat Virtualization は、デフォルトでモード 4 を使用します。

仮想 LAN (VLAN) タグ付けを使用してネットワークトラフィックを分離することで、複数の論理ネットワークが 1 つのデバイスを共有できるので、論理ネットワークごとに 1 つのデバイスを設定する必要はありません。この機能を使用するには、スイッチレベルでも VLAN タグ付けをサポートする必要があります。

Red Hat Virtualization 環境で定義する論理ネットワークの数に適用される制限は、以下のとおりです。

  • ホストに接続される論理ネットワークの数は、利用可能なネットワークデバイスの数と仮想 LAN (VLAN) の最大数 (4096) の組み合わせに制限されます。
  • 1 回の操作でホストにアタッチできるネットワークの数は、現在 50 に制限されます。
  • ネットワーク設定はクラスター内のすべてのホストで同じでなければならないので、クラスター内の論理ネットワークの数は、ホストに接続可能な論理ネットワークの数に制限されます。
  • データセンター内の論理ネットワーク数は、データセンター内のクラスターの数とクラスターごとに許容される論理ネットワークの数の組み合わせによってのみ制限されます。
重要

管理ネットワーク (ovirtmgmt) のプロパティーを変更する場合には、細心の注意を払ってください。ovirtmgmt ネットワークのプロパティーの変更が間違っていると、ホストに到達できなくなる可能性があります。

重要

Red Hat Virtualization を使用して他の環境のサービスを提供する予定の場合には、Red Hat Virtualization 環境が動作を停止すると、そのサービスが停止することに注意してください。

Red Hat Virtualization は Cisco Application Centric Infrastructure (ACI) と完全に統合されています。これにより、包括的なネットワーク管理機能が提供され、Red Hat Virtualization ネットワークインフラストラクチャーを手動で設定する必要性が低減されます。インテグレーションは、Cisco のドキュメント に従って、Cisco の Application Policy Infrastructure Controller (APIC) バージョン 3.1(1) 以降に Red Hat Virtualization を設定して実施されます。

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