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第4章 推奨事項

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本章では、厳密には必須ではないが、環境のパフォーマンスまたは安定性を向上させる可能性がある設定について説明します。

4.1. 一般的な推奨事項

  • デプロイメントが完了したらすぐに完全バックアップを作成し、別の場所に保存します。その後は、定期的にバックアップを作成します。Administration GuideBackups and Migration を参照してください。
  • Red Hat Virtualization が依存するサービスを同じ環境内の仮想マシンとして実行することは避けてください。そうする場合には、そのサービスが含まれる仮想マシンにダウンタイムが生じた場合に、ダウンタイムを最小限に抑えるように慎重に計画する必要があります。
  • Red Hat Virtualization Manager がインストールされるベアメタルホストまたは仮想マシンに、十分なエントロピーがあることを確認します。200 未満の値の場合、Manager のセットアップが失敗する可能性があります。エントロピー値を確認するには、cat /proc/sys/kernel/random/entropy_avail を実行します。エントロピーを増やすには、rng-tools パッケージをインストールし、How can I customize rngd service startup? の手順に従います。.
  • PXE、キックスタート、Satellite、CloudForms、Ansible を使用して、またはこれらを組み合わせて、ホストと仮想マシンのデプロイメントを自動化できます。ただし、PXE を使用したセルフホストエンジンのインストールはサポートされていません。参照:

  • デプロイメント内のすべてのマシンのシステムタイムゾーンを UTC に設定します。これにより、サマータイムなど、ローカルのタイムゾーンのバリエーションでデータ収集と接続が中断されないようにします。
  • 時刻を同期するために、環境内のすべてのホストおよび仮想マシンで Network Time Protocol (NTP) を使用します。認証と証明書は、特に時刻のずれに敏感です。以前は、NTP は chrony (chronyd) または ntp (ntpd) を使用して実装できましたが、Red Hat Enterprise Linux 8 では chrony のみがサポートされています。

    ntp から chrony への移行に関する情報は、chrony への移行 を参照してください。

    chrony の詳細は、Chrony スイートを使用した NTP の設定 を参照してください。

  • 環境で操作を行うユーザーが誰でも現在の状態と必要な手順を理解するように、すべてを文書化します。
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