10.6. カーネル
crashkernel ブートパラメーターが rhel-guest-image にロードされない
現在、osbuild によってビルドされた RHEL クラウドイメージには crashkernel カーネルパラメーターがありません。その結果、kdump.service は起動に失敗します。
回避策: kdumpctl を手動で実行して crashkernel カーネルパラメーターをセットアップし、システムを再起動します。kdump.service は正常に起動します。
Jira:RHEL-63071[1]
起動中に kdump サービスが失敗する
registry.redhat.io/rhel9/rhel-bootc コンテナーイメージを物理システムにインストールした後、kdump.service が失敗します。
回避策: PrivateTmp オプションを確実に無効にします。
cat /etc/systemd/system/kdump.service.d/override.conf [Service] PrivateTmp=no
# cat /etc/systemd/system/kdump.service.d/override.conf
[Service]
PrivateTmp=no
次に、kdump サービスを再構築して再起動します。
touch /etc/kdump.conf systemctl restart kdump
# touch /etc/kdump.conf
# systemctl restart kdump
kernel-uki-virt をアンインストールすると、従来のカーネルが誤って削除される可能性がある
現在従来のカーネルを実行しているシステムで kernel-uki-virt パッケージをアンインストールしようとすると、誤って従来のカーネルもアンインストールされる可能性があります。この問題は、明示的なパッケージ依存関係がない場合でも発生します。
従来のカーネルが誤って削除されるのを防ぐには、kernel-uki-virt パッケージの内容を手動で削除します。このタスクのために、dnf、yum、または rpm コマンドを使用しないでください。
Jira:RHELDOCS-21385[1]