8.6. インフラストラクチャーサービス
インフラサービス向けパッケージセットが大幅に変更される
以下のパッケージは Red Hat Enterprise Linux に含まれなくなりました。
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sendmail
: Red Hat では、postfix メールデーモンへの移行を推奨しています (サポート対象)。 -
redis
: Red Hat ではvalkey
パッケージへの移行を推奨しています。 -
dhcp
: Red Hat では、dhcpcd
およびISC Kea
などの利用可能な代替手段への移行を推奨しています。 -
mod_security
:mod_security
ディレクティブが EPEL リポジトリーで利用できるようになりました。 -
spamassassin
: Spamassassin メールフィルターは、ライセンス上の問題により利用できなくなったlibdb
(Berkeley DB) ライブラリーに依存しているため、標準の RHEL リポジトリーではなく EPEL リポジトリーで提供されるようになりました。 -
xsane
: API はまだGtk3
に移植されていません。
次のパッケージの名前が変更されました。
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gpsd
: 以前はgpsd-minimal
として含まれていました。
Jira:RHEL-22424[1]
ISC Kea
DHCP サーバーソリューションが利用可能になる
Kea は、RHEL の新しい Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP) サーバーソリューションです。今後のバグ修正と機能拡張を確実に提供するために、ISC DHCP
は Kea に置き換えられました。ISC DHCP
のアップストリームバージョンでは、新しい機能やバグ修正は開発されなくなりました。
Jira:RHEL-14710[1]