12.3. NVMe ホスト認証の設定


NVMe over Fabrics (NVMe-oF) コントローラーとの認証された接続を確立するには、Non-volatile Memory Express (NVMe) ホストで認証を設定できます。NVMe 認証では、共有シークレットまたはシークレットのペアと、チャレンジレスポンスプロトコル (NVMe DH-HMAC-CHAP など) が使用されます。

注記

NVMe 認証は、NVMe/TCP トランスポートタイプでのみサポートされます。この機能は、NVMe over Remote Direct Memory Access (NVMe/RDMA) や NVMe over Fibre Channel (NVMe/FC) などの他のトランスポートでは使用できません。

前提条件

  • nvme-cli パッケージがインストールされている。
  • 双方向認証を使用する場合は、Host NVMe Qualified Name (Host NQN) と Subsystem NVMe Qualified Name (Subsystem NQN) を把握している。システムのデフォルトの Host NQN を確認するには、nvme show-hostnqnq を実行します。

手順

  1. 認証シークレットを生成します。

    1. ホストの場合:

      # hostkey=$(nvme gen-dhchap-key -n ${HOSTNQN})
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    2. サブシステムの場合:

      # ctrlkey=$(nvme gen-dhchap-key -n ${SUBSYSTEM})
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  2. 認証用にホストを設定します。

    # nvme connect -t tcp -n ${SUBSYSTEM} -a ${TRADDR} -s 4420 --dhchap-secret=${hostkey} --dhchap-ctrl-secret=${ctrlkey}
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    これにより、nvme-connect ユーティリティーに認証シークレットが提供され、認証が行われ、ターゲットへの接続が確立されます。

    • オプション: 自動ログインを有効にするには、永続的な NVMe fabrics 設定をセットアップします。これを行うには、--dhchap-secret および --dhchap-ctrl-secret パラメーターを /etc/nvme/discovery.conf または /etc/nvme/config.json に追加します。

検証

  • NVMe ストレージが接続されていることを確認します。

    # nvme list
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    現在ホストに接続されている NVMe デバイスのリストが表示されます。予期したストレージがリストされ、ストレージサーバーへの接続が成功したことを確認します。

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