6.11. iSCSI ACL の作成
targetcli
サービスは、アクセスコントロールリスト (ACL) を使用してアクセスルールを定義し、各イニシエーターに論理ユニット番号 (LUN) へのアクセスを許可します。
ターゲットとイニシエーターにはどちらも一意の識別名があります。ACL を設定するには、イニシエーターの一意の名前を知っている必要があります。iscsi-initiator-utils
パッケージによって提供される /etc/iscsi/initiatorname.iscsi
ファイルには、iSCSI イニシエーター名が含まれています。
前提条件
-
targetcli
をインストールして、実行している。詳細は、targetcli のインストール を参照してください。 - ターゲットポータルグループ (TPG) に関連付けられた iSCSI ターゲット。詳細は、iSCSI ターゲットの作成 を参照してください。
手順
- オプション: ACL への LUN の自動マッピングを無効にするには、読み取り専用の iSCSI LUN の作成 を参照してください。
acls
ディレクトリーへ移動します。/> iscsi/target_iqn_name/tpg_name/acls/
/> iscsi/target_iqn_name/tpg_name/acls/
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ACL を作成するには、以下のいずれかのオプションを使用します。
イニシエーターの
/etc/iscsi/initiatorname.iscsi
ファイルの initiator_iqn_name を使用します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow custom_name を使用し、それに一致するようにイニシエーターを更新します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow イニシエーター名の更新は、iSCSI イニシエーターの作成 を参照してください。
検証
作成した ACL を確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow