6.2.3. 順序付けされたリソースセット
一般的な状況として管理者は複数リソースの順序付けで連鎖して動作するリソースチェーンを作成します。例えば、リソース A が起動してからリソース B が起動、リソース B が起動してからリソース C が起動するというような連鎖です。このような連鎖して動作するチェーンは次のコマンドで設定します。複数のリソースが指定した順序で起動するようになります。
pcs constraint order set resource1 resource2 [resourceN]... [options] [set resource1 resource2 ...]
D1
、D2
、D3
という 3 つのリソースがあると仮定した場合、次のコマンドはこの 3 つのリソースを順序付けされたひとつのリソースセットとして設定します。
# pcs constraint order set D1 D2 D3