検索

12.4.3. virsh を使用した LVM ベースのストレージプールの作成

download PDF
このセクションでは、virsh コマンドを使用して LVM ベースのストレージプールを作成するために必要な手順の概要を説明します。単一のドライブ (/dev/sdc) からの guest_images_lvm という名前のプールの例を使用します。これは単なる例であり、設定は必要に応じて置き換える必要があります。

手順12.3 virsh を使用した LVM ベースのストレージプールの作成

  1. プール名 guest_images_lvm を定義します。
    # virsh pool-define-as guest_images_lvm logical - - /dev/sdc libvirt_lvm \ /dev/libvirt_lvm
    Pool guest_images_lvm defined
    
  2. 指定された名前に従ってプールを構築します。既存のボリュームグループを使用している場合は、この手順をスキップしてください。
    # virsh pool-build guest_images_lvm
    
    Pool guest_images_lvm built
    
  3. 新しいプールを初期化します。
    # virsh pool-start guest_images_lvm
    
    Pool guest_images_lvm started
    
  4. vgs コマンドを使用してボリュームグループ情報を表示します。
    # vgs
    VG          #PV #LV #SN Attr   VSize   VFree
    libvirt_lvm   1   0   0 wz--n- 465.76g 465.76g
    
  5. 自動的に開始するようにプールを設定します。
    # virsh pool-autostart guest_images_lvm
    Pool guest_images_lvm marked as autostarted
    
  6. virsh コマンドを使用して、使用可能なプールを一覧表示します。
    # virsh pool-list --all
    Name                 State      Autostart
    -----------------------------------------
    default              active     yes
    guest_images_lvm     active     yes
    
  7. 次のコマンドは、このプール内に 3 つのボリューム (volume1volume2、および volume3) を作成する方法を示しています。
    # virsh vol-create-as guest_images_lvm volume1 8G
    Vol volume1 created
    
    # virsh vol-create-as guest_images_lvm volume2 8G
    Vol volume2 created
    
    # virsh vol-create-as guest_images_lvm volume3 8G
    Vol volume3 created
    
  8. virsh コマンドを使用して、このプールで使用可能なボリュームをリストします。
    # virsh vol-list guest_images_lvm
    Name                 Path
    -----------------------------------------
    volume1              /dev/libvirt_lvm/volume1
    volume2              /dev/libvirt_lvm/volume2
    volume3              /dev/libvirt_lvm/volume3
    
  9. 次の 2 つのコマンド (lvscan および lvs) は、新しく作成されたボリュームに関する詳細情報を表示します。
    # lvscan
    ACTIVE            '/dev/libvirt_lvm/volume1' [8.00 GiB] inherit
    ACTIVE            '/dev/libvirt_lvm/volume2' [8.00 GiB] inherit
    ACTIVE            '/dev/libvirt_lvm/volume3' [8.00 GiB] inherit
    
    # lvs
    LV       VG            Attr     LSize   Pool Origin Data%  Move Log Copy%  Convert
    volume1  libvirt_lvm   -wi-a-   8.00g
    volume2  libvirt_lvm   -wi-a-   8.00g
    volume3  libvirt_lvm   -wi-a-   8.00g
    
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.