8.4. ゲスト仮想マシンのメモリー割り当て
次の手順は、ゲスト仮想マシンにメモリーを割り当てる方法を示しています。この割り当てと割り当ては起動時にのみ機能し、メモリー値への変更は次の再起動まで有効になりません。ゲストごとに割り当てることができる最大メモリーは 4TiB です。ただし、このメモリー割り当てがホストの物理マシンリソースが提供できる量を超えない場合に限ります。
有効なメモリーユニットは以下のとおりです。
- バイトの場合は
bまたはbytesになります。 - キロバイトの場合は、
KBになります (10 3 または 1,000 バイトのブロック) - キビバイトの場合は
kまたはKiB(2 10 または 1024 バイトのブロック) MBメガバイトの場合 (10 6 または 1,000,000 バイトのブロック)- メビバイトの場合は
MまたはMiB(220 または 1,048,576 バイトのブロック) GB(ギガバイト) (109 または 1,000,000,000 バイトのブロック)- ギビバイトの場合は
GまたはGiB(30 または 1,073,741,824 バイトのブロック) - エクサバイトの場合は
TB(1012 または 1,000,000,000,000 バイト のブロック) - テビバイトの場合は
TまたはTiB(2 40 または 1,099,511,627,776 のブロック)
すべての値は、libvirt により、最も近い kibibyte に丸められます。また、ハイパーバイザーが対応する粒度に丸めることもできます。一部のハイパーバイザーは、4000KiB(4000 x 2 10 または 4,096,000 バイト) などの最小値も適用します。この値の単位は、オプションの属性
memory unit により決定されます。デフォルトは、測定単位としての KiB (キビバイト) になります。この値は、210 または 1024 バイトのブロックで乗算されます。
ゲスト仮想マシンがクラッシュした場合に、オプションの属性
dumpCore を使用して、ゲスト仮想マシンのメモリーを、生成されるコアダンプ (dumpCore='on') に含めるか (dumpCore='off') 含まないかを制御できます。デフォルト設定はonしたがって、パラメーターがに設定されていない場合off、ゲスト仮想マシンのメモリーはコアダンプファイルに含まれます。
currentMemory 属性は、ゲスト仮想マシンの実際のメモリー割り当てを決定します。この値は最大割り当てよりも低くなり、ゲスト仮想マシンのメモリーを即座にバルーンアップすることができます。これを省略すると、デフォルトでは memory 要素と同じ値に設定されます。unit 属性の動作は、メモリーと同じです。
このセクションはすべて、以下のようにドメイン XML を変更する必要があります。