4.3. RHEL for Edge
新しい FIDO Device Onboarding Servers コンテナーイメージが利用可能になる
IoT およびエッジコンピューティングデバイスをオンボードするための次の FIDO Device Onboarding Servers コンテナーイメージが、Red Hat Container Catalog で利用できるようになりました。
- rhel9/fdo-manufacturing-server コンテナーイメージ
- rhel9/fdo-owner-onboarding-server コンテナーイメージ
- rhel9/fdo-rendezvous-server コンテナーイメージ
- rhel9/fdo-serviceinfo-api-server コンテナーイメージ
Jira:RHELPLAN-163133[1]
minimal-raw
イメージタイプが 64 ビット ARM アーキテクチャーをサポートするようになる
この機能拡張により、64 ビット ARM アーキテクチャー、AMD および Intel 64 ビットアーキテクチャーをサポートする minimal-raw
イメージタイプを作成できるようになります。minimal-raw
イメージは、xz
形式で圧縮された、事前にパッケージ化されたブート可能な最小限の RPM イメージです。イメージをブートするには、イメージを解凍し、SD カードなどのブート可能なデバイスにコピーする必要があります。イメージを展開するには、次のコマンドを入力します。
$ xz -d <_uuid-minimal-raw.img_.xz>
Jira:RHELPLAN-163665[1]
コミット ID が composer-cli
CLI の --parent
引数の値としてサポート対象となる
イメージのコミット ID を、composer-cli
コマンドラインの --parent
引数の値として使用できるようになりました。イメージのコミット ID を取得するには、RHEL for Edge Commit イメージをダウンロードして展開します。展開された .tar
ファイルで ref
名とコミット ID を見つけることができます。
Jira:RHELDOCS-16386[1]
RHEL for Edge .ami
イメージをビルドするためのサポート
この機能拡張により、オンプレミス RHEL Image Builder を使用して、RHEL for Edge の .ami
イメージをビルドすることがサポートされるようになりました。初回起動時に、Ignition を使用してブループリントをカスタマイズし、認証情報をイメージに挿入できます。.ami
イメージを AWS にアップロードし、AWS で EC2 インスタンスを起動できます。
Jira:RHELDOCS-16708[1]
RHEL for Edge の .vmdk
イメージをビルドするためのサポート
この機能拡張により、オンプレミス RHEL Image Builder を使用して、RHEL for Edge の .vmdk
イメージをビルドすることがサポートされるようになりました。Ignition を使用してブループリントをカスタマイズして、初回起動時に認証情報をイメージに挿入できます。イメージを vSphere にロードし、VM vSphere でイメージをブートできます。このイメージは、ESXi 7.0 U2、ESXi 8.0 以降と互換性があります。VM はバージョン 19 および 20 と互換性があります。
Jira:RHELDOCS-16709[1]
パスワードを設定せずに初期ユーザーとして Edge システムにログインできるようになる
以前は、FDO オンボーディングプロセス中に作成された初期ユーザーとしてログインできませんでした。パスワードを useradd
コマンドで設定していない場合でも、システムがパスワードを要求していたためです。この機能拡張により、パスワードの設定が任意となり、以前に useradd
コマンドを使用してパスワードを設定していなかった場合でもログインできるようになりました。パスワードを入力せずに SSH キーを使用してログインすることもできますが、失敗した場合はパスワードの入力を求められることに注意してください。
Jira:RHELDOCS-17101[1]