4.4. ソフトウェア管理
アップグレード後に自動再起動するための新しい DNF 自動 reboot
オプション
この機能拡張により、DNF 自動 reboot
オプションを使用して、アップグレード後に変更を適用するためにシステムが自動的に再起動するように設定できるようになりました。
reboot
オプションは次の設定をサポートしています。
-
never
はシステムを再起動しません。これが現在の動作です。 -
when-changed
はアップグレード後に再起動をトリガーします。 -
when-needed
は、変更を適用するために再起動が必要な場合 (systemd またはカーネルがアップグレードされた場合など) にのみ再起動をトリガーします。
reboot_command
オプションを使用して、再起動に使用するコマンドをカスタマイズできます。デフォルトの reboot コマンドは shutdown -r
です。
新しい --poweroff
オプションを使用すると、更新のインストール後にシステムをシャットダウンできる
この機能拡張により、新しい --poweroff
オプションが dnf system-upgrade
プラグインの reboot
コマンドに追加されました。このオプションを使用すると、更新のインストール後に再起動する代わりにシステムをシャットダウンできます。
新しい dnf leaves
および show-leaves
プラグインが DNF API で利用可能になる
この機能拡張により、以下の新しい DNF プラグインが利用可能になります。これにより、システムにインストール済みのパッケージで、他のインストール済みパッケージの依存関係として不要なものがリスト表示されます。
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dnf leaves
は、すべてのパッケージをリスト表示します。 -
show-leaves
は、新しくインストールされたパッケージと、トランザクション後に他のインストール済みパッケージの依存関係として不要になったパッケージをリスト表示します。