4.5. シェルおよびコマンドラインツール
NetBackup サービスでバックアップが復元可能になる
NetBackup (NBU) バックアップ方式を使用する場合、ReaR は NetBackup サービスバージョン 10.1.1 のユニットファイルをレスキューイメージに組み込み、レスキューシステムの起動時にこれを起動するようになりました。その結果、回復プロセス中に NBU バックアップ方法を使用してシステムバックアップを復元し、復元を正常に完了できます。
opencryptoki
が 3.21.0 にリベース
opencryptoki
パッケージはバージョン 3.21.0 にリベースされ、多くの機能拡張とバグ修正が提供されています。最も注目すべき点は、opencryptoki
が次の機能をサポートするようになったということです。
- ハードウェアセキュリティーモジュール (HSM) マスターキーの同時変更
-
選択したキーを保護されたキーに変換するための
protected-key
オプション - DH、DSA、汎用シークレットキータイプなどの追加のキータイプ
- EP11 ホストライブラリーバージョン 4
- AES-XTS キーのタイプ
- IBM 固有の Kyber キーのタイプとメカニズム
- 追加の IBM 固有の Dilithium キーラウンド 2 および 3 のバリアント
さらに、pkcsslotd
スロットマネージャーは root として実行されなくなり、opencryptoki
はさらなる強化を提供します。この更新により、次の新しいコマンドのセットも使用できるようになりました。
p11sak set-key-attr
- キーを変更する場合
p11sak copy-key
- キーをコピーする場合
p11sak import-key
- キーをインポートする場合
p11sak export-key
- キーをエクスポートする場合
Bugzilla:2160061[1]
更新された systemd-udevd
が、InfiniBand インターフェイスに一貫性のあるネットワークデバイス名を割り当てる
RHEL 9 で導入された systemd
パッケージの新しいバージョンには、更新された systemd-udevd
デバイスマネージャーが含まれています。デバイスマネージャーは、InfiniBand インターフェイスのデフォルト名を、systemd-udevd
が選択した一貫性のある名前に変更します。
systemd リンクファイルを使用した IPoIB デバイスの名前変更 の手順に従って、InfiniBand インターフェイスに名前を付けるためのカスタム命名規則を定義できます。
命名スキームの詳細は、systemd.net-naming-scheme(7)
の man ページを参照してください。