2.4. KataConfig カスタムリソースの作成


ワーカーノードに kata をランタイムクラスとしてインストールするには、KataConfig カスタムリソース (CR) を作成する必要があります。

OpenShift sandboxed containers は、プライマリーランタイムとしてではなく クラスター上のセカンダリーのオプション ランタイムとして kata をインストールします。

KataConfig CR を作成すると、ワーカーノードが自動的に再起動します。再起動には 10 分から 60 分以上かかる場合があります。次の要因により再起動時間が長くなる可能性があります。

  • 多数のワーカーノードを備えた大規模な OpenShift Container Platform デプロイメントである。
  • BIOS および診断ユーティリティーが有効である。
  • SSD ではなくハードディスクドライブにデプロイしている。
  • 仮想ノードではなく、ベアメタルなどの物理ノードにデプロイしている。
  • CPU とネットワークが遅い。

手順

  1. 以下の例に従って example-kataconfig.yaml マニフェストファイルを作成します。

    apiVersion: kataconfiguration.openshift.io/v1
    kind: KataConfig
    metadata:
      name: example-kataconfig
    spec:
      checkNodeEligibility: false 
    1
    
      logLevel: info
    #  kataConfigPoolSelector:
    #    matchLabels:
    #      <label_key>: '<label_value>' 
    2
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    1
    オプション: Node Feature Discovery Operator がインストールされている場合は、`checkNodeEligibility` を true に設定してノードの適格性チェックを実行します。
    2
    オプション: 特定のノードに OpenShift sandboxed containers をインストールするためにノードラベルを適用した場合は、キーと値を指定します。
  2. 次のコマンドを実行して、KataConfig CR を作成します。

    $ oc apply -f example-kataconfig.yaml
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    新しい KataConfig CR が作成され、ワーカーノードにランタイムクラスとして kata がインストールされます。

    kata のインストールが完了し、ワーカーノードが再起動するのを待ってから、インストールを検証します。

  3. 次のコマンドを実行して、インストールの進行状況を監視します。

    $ watch "oc describe kataconfig | sed -n /^Status:/,/^Events/p"
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    kataNodes の下にあるすべてのワーカーのステータスが installed で、理由を指定せずに InProgress の条件が False の場合、kata はクラスターにインストールされます。

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