2.4.2. Init コンテナーイメージの環境変数
Init コンテナーイメージの operator.yaml
設定ファイルに含まれる環境変数には、以下の命名規則があります。
- OpenShift Container Platform
-
RELATED_IMAGE_ActiveMQ_Artemis_Broker_Init_<AMQ_Broker_version_identifier>
- IBM Z での OpenShift Container Platform
-
RELATED_IMAGE_ActiveMQ_Artemis_Broker_Init_s390x_<AMQ_Broker_version_identifier>
- OpenShift Container Platform on IBM Power Systems
-
RELATED_IMAGE_ActiveMQ_Artemis_Broker_Init_ppc64le_<AMQ_Broker_version_identifier>
サポート対象のコンテナープラットフォームと特定の AMQ Broker バージョンの環境変数名を以下の表に示します。
コンテナープラットフォーム | 環境変数名 |
---|---|
OpenShift Container Platform |
|
IBM Z での OpenShift Container Platform |
|
OpenShift Container Platform on IBM Power Systems |
|
各環境変数の値は、Red Hat で利用できる Init コンテナーイメージを指定します。以下に例を示します。
- name: RELATED_IMAGE_ActiveMQ_Artemis_Broker_Init_787 #value: registry.redhat.io/amq7/amq-broker-init-rhel7:7.8-1 value: registry.redhat.io/amq7/amq-broker-init-rhel7@sha256:f7482d07ecaa78d34c37981447536e6f73d4013ec0c64ff787161a75e4ca3567
そのため、AMQ Broker のバージョンとコンテナープラットフォームをベースとするため、Operator は該当する環境変数名を決定します。Operator は init コンテナーの起動時に対応するイメージ値を使用します。
例のように、Operator は Secure Hash Algorithm (SHA) 値で表されるイメージを使用します。数字記号 (#
) 記号で始まるコメント行は、SHA 値が特定のコンテナーイメージタグに対応していることを示します。対応するコンテナーイメージタグが 0.2
の形式でフローティングタグではないことを確認します。つまり、Operator で使用されるコンテナーイメージは固定されたままになります。Operator は、Red Hat から利用可能になる際に新規のマイクロイメージバージョン (0.2-n
など) を自動的にプルし、使用しません。n は最新のマイクロバージョンになります。
関連情報
- AMQ Broker Operator を使用してブローカーデプロイメントを作成する方法は、3章AMQ Broker Operator を使用した OpenShift Container Platform での AMQ Broker のデプロイ を参照してください。
- Operator が init コンテナーを使用してブローカー設定を生成する方法の詳細は、「Operator によるブローカー設定の生成方法」 を参照してください。
- カスタム Init コンテナーイメージをビルドし、指定する方法については、「カスタム Init コンテナーイメージの指定」 を参照してください。