3.3. パケットをインターセプトしてメッセージの監査
ブローカーの出入力または終了パケットをインターセプトして、パケットの監査またはメッセージのフィルターを行います。インターセプターは、インターセプトするパケットを変更します。これによりインターセプターは強力になりますが、危険にさらされる可能性もあります。
ビジネス要件を満たすためのインターセプターを開発します。インターセプターはプロトコル固有であるため、適切なインターフェイスを実装する必要があります。
インターセプターは、ブール値を返す intercept() メソッドを実装する必要があります。値が true の場合、メッセージパケットは続行されます。false の場合、プロセスは中止され、他のインターセプターは呼び出されず、メッセージパケットはこれ以上処理されません。
3.3.1. インターセプターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インターセプターは、傍受するパケットを変更できます。独自の受信インターセプターおよび発信インターセプターを作成できます。すべてのインターセプターはプロトコル固有で、サーバーに出入りするパケットに対して呼び出されます。これにより、監査パケットなどのビジネス要件を満たすインターセプターを作成できます。
インターセプターとその依存関係は、ブローカーの Java クラスに配置する必要があります。デフォルトではクラスパスの一部であるため、<broker-instance-dir>/lib ディレクトリーを使用できます。
以下の例は、渡された各パケットのサイズをチェックするインターセプターを作成する方法を示しています。
この例では、プロトコルごとに特定のインターフェイスを実装します。
手順
適切なインターフェイスを実装し、その
intercept()メソッドをオーバーライドします。AMQP プロトコルを使用している場合は、
org.apache.activemq.artemis.protocol.amqp.broker.AmqpInterceptorインターフェイスを実装してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Core プロトコルを使用している場合は、インターセプターは、
org.apache.artemis.activemq.api.core.Interceptorインターフェイスを実装する必要があります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow MQTT プロトコルを使用している場合は、
org.apache.activemq.artemis.core.protocol.mqtt.MQTTInterceptorインターフェイスを実装してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow STOMP プロトコルを使用している場合は、
org.apache.activemq.artemis.core.protocol.stomp.StompFrameInterceptorインターフェイスを実装してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow