1.10.2. Windows で 7.6.0 から 7.7.0 へのアップグレード


手順

  1. Red Hat カスタマーポータルから必要なアーカイブをダウンロードします。AMQ Broker アーカイブのダウンロード に記載されている手順に従います。
  2. ファイルマネージャーを使用して、アーカイブを AMQ Broker の最後のインストール時に作成したフォルダーに移動します。
  3. ファイルの内容をインストールディレクトリーに展開します。.zip ファイルを右クリックし、Extract All を選択します。
  4. ブローカーが実行されている場合は停止します。

    BROKER_INSTANCE_DIR\bin\artemis-service.exe stop
  5. ファイルマネージャーを使用してブローカーをバックアップします。

    1. BROKER_INSTANCE_DIR フォルダーをクリックします。Copy を選択します。
    2. 同じウィンドウを右クリックします。Paste を選択します。
  6. (オプション) ブローカーの現行バージョンをメモします。ブローカーが停止したら、BROKER_INSTANCE_DIR\log\artemis.log に以下のような行が表示されます。

    INFO  [org.apache.activemq.artemis.core.server] AMQ221002: Apache ActiveMQ Artemis Message Broker version 2.11.0.redhat-00001 [4782d50d-47a2-11e7-a160-9801a793ea45] stopped, uptime 28 minutes
  7. BROKER_INSTANCE_DIR\etc\artemis.profile.cmdBROKER_INSTANCE_DIR\bin\artemis-service.xml 設定ファイルを編集します。アーカイブの抽出時に作成された新しいディレクトリーに ARTEMIS_HOME プロパティーを設定します。

    ARTEMIS_HOME=NEW_INSTALL_DIR
  8. BROKER_INSTANCE_DIR\etc\artemis.profile.cmd 設定ファイルを編集します。以下に示すように、JAVA_ARGS 環境変数が、ログマネージャーおよび依存するファイルの正しいバージョンを参照することを確認します。

    JAVA_ARGS=-Xbootclasspath/%ARTEMIS_HOME%\lib\jboss-logmanager-2.1.10.Final-redhat-00001.jar;%ARTEMIS_HOME%\lib\wildfly-common-1.5.2.Final-redhat-00002.jar
  9. BROKER_INSTANCE_DIR\bin\artemis-service.xml 設定ファイルを編集します。以下に示すように、ブートストラップクラスパスの開始引数がログマネージャーおよび依存するファイルの正しいバージョンを参照することを確認します。

    <startargument>-Xbootclasspath/a:%ARTEMIS_HOME%\lib\jboss-logmanager-2.1.10.Final-redhat-00001.jar;%ARTEMIS_HOME%\lib\wildfly-common-1.5.2.Final-redhat-00002.jar</startargument>
  10. BROKER_INSTANCE_DIR\etc\logging.properties 設定ファイルを編集します。

    1. 設定する追加のロガーのリストに、AMQ Broker 7.7.0 で追加された org.apache.activemq.audit.resource リソースロガーを含めます。

      loggers=org.eclipse.jetty,org.jboss.logging,org.apache.activemq.artemis.core.server,org.apache.activemq.artemis.utils,org.apache.activemq.artemis.journal,org.apache.activemq.artemis.jms.server,org.apache.activemq.artemis.integration.bootstrap,org.apache.activemq.audit.base,org.apache.activemq.audit.message,org.apache.activemq.audit.resource
    2. Console ハンドラー設定 セクションの前に、リソースロガーのデフォルト設定を追加します。

      ..
      
      logger.org.apache.activemq.audit.resource.level=ERROR
      logger.org.apache.activemq.audit.resource.handlers=AUDIT_FILE
      logger.org.apache.activemq.audit.resource.useParentHandlers=false
      
      # Console handler configuration
      ..
  11. アップグレードされたブローカーを起動します。

    BROKER_INSTANCE_DIR\bin\artemis-service.exe start
  12. (オプション) ブローカーが実行され、バージョンが変更されたことを確認します。ブローカーの起動後に、BROKER_INSTANCE_DIR\log\artemis.log ファイルを開きます。以下のような 2 つの行を見つけます。ブローカーの稼働時にログに表示される新しいバージョン番号に注意してください。

    INFO  [org.apache.activemq.artemis.core.server] AMQ221007: Server is now live
    ...
    INFO  [org.apache.activemq.artemis.core.server] AMQ221001: Apache ActiveMQ Artemis Message Broker version 2.13.0.redhat-00003 [0.0.0.0, nodeID=554cce00-63d9-11e8-9808-54ee759954c4]

関連情報

  • ブローカーのインスタンス作成に関する詳細は、ブローカーインスタンスの作成を参照してください。
  • ブローカーインスタンスの設定ファイルおよびデータを、ブローカーインスタンスのディレクトリー外の場所を含む、カスタムディレクトリーに格納できるようになりました。BROKER_INSTANCE_DIR\etc\artemis.profile ファイルで、ブローカーインスタンスの作成後にカスタムディレクトリーの場所を指定して、ARTEMIS_INSTANCE_ETC_URI プロパティーを更新します。以前のバージョンでは、これらの設定ファイルとデータは、ブローカーインスタンスのディレクトリー内の \etc ディレクトリーおよび \data ディレクトリーにのみ保存できました。
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