1.8.2. Windows 上の 7.4.x から 7.5.0 へのアップグレード
手順
- Red Hat カスタマーポータルから必要なアーカイブをダウンロードします。AMQ Broker アーカイブのダウンロード に記載されている手順に従います。
- ファイルマネージャーを使用して、アーカイブを AMQ Broker の最後のインストール時に作成したフォルダーに移動します。
- ファイルの内容をインストールディレクトリーに展開します。.zip ファイルを右クリックし、Extract All を選択します。
ブローカーが実行されている場合は停止します。
BROKER_INSTANCE_DIR\bin\artemis-service.exe stop
ファイルマネージャーを使用してブローカーをバックアップします。
- BROKER_INSTANCE_DIR フォルダーをクリックします。Copy を選択します。
- 同じウィンドウを右クリックします。Paste を選択します。
(オプション) ブローカーの現行バージョンをメモします。ブローカーが停止したら、
BROKER_INSTANCE_DIR\log\artemis.log
に以下のような行が表示されます。INFO [org.apache.activemq.artemis.core.server] AMQ221002: Apache ActiveMQ Artemis Message Broker version 2.7.0.redhat-00054 [4782d50d-47a2-11e7-a160-9801a793ea45] stopped, uptime 28 minutes
BROKER_INSTANCE_DIR\etc\artemis.profile.cmd
とBROKER_INSTANCE_DIR\bin\artemis-service.xml
設定ファイルを編集します。アーカイブの抽出時に作成された新しいディレクトリーにARTEMIS_HOME
プロパティーを設定します。ARTEMIS_HOME=
NEW_INSTALL_DIR
BROKER_INSTANCE_DIR\etc\artemis.profile.cmd
設定ファイルを編集します。正しいログマネージャーバージョンと依存ファイルを参照するように、JAVA_ARGS
環境変数を設定します。JAVA_ARGS=-Xbootclasspath/%ARTEMIS_HOME%\lib\jboss-logmanager-2.1.10.Final-redhat-00001.jar;%ARTEMIS_HOME%\lib\wildfly-common-1.5.2.Final-redhat-00001.jar
BROKER_INSTANCE_DIR\bin\artemis-service.xml
設定ファイルを編集します。正しいログマネージャーバージョンと依存するファイルを参照するように、ブートストラップクラスパスの開始引数を設定します。<startargument>-Xbootclasspath/a:%ARTEMIS_HOME%\lib\jboss-logmanager-2.1.10.Final-redhat-00001.jar;%ARTEMIS_HOME%\lib\wildfly-common-1.5.2.Final-redhat-00001.jar</startargument>
アップグレードされたブローカーを起動します。
BROKER_INSTANCE_DIR\bin\artemis-service.exe start
(オプション) ブローカーが実行され、バージョンが変更されたことを確認します。ブローカーの起動後に、
BROKER_INSTANCE_DIR\log\artemis.log
ファイルを開きます。以下のような 2 つの行を見つけます。ブローカーの稼働時にログに表示される新しいバージョン番号に注意してください。INFO [org.apache.activemq.artemis.core.server] AMQ221007: Server is now live ... INFO [org.apache.activemq.artemis.core.server] AMQ221001: Apache ActiveMQ Artemis Message Broker version 2.9.0.redhat-00001 [0.0.0.0, nodeID=554cce00-63d9-11e8-9808-54ee759954c4]
関連情報
- ブローカーのインスタンス作成に関する詳細は、ブローカーインスタンスの作成を参照してください。
-
ブローカーインスタンスの設定ファイルおよびデータを、ブローカーインスタンスのディレクトリー外の場所を含む、カスタムディレクトリーに格納できるようになりました。
BROKER_INSTANCE_DIR\etc\artemis.profile
ファイルで、ブローカーインスタンスの作成後にカスタムディレクトリーの場所を指定して、ARTEMIS_INSTANCE_ETC_URI
プロパティーを更新します。以前のバージョンでは、これらの設定ファイルとデータは、ブローカーインスタンスのディレクトリー内の\etc
ディレクトリーおよび\data
ディレクトリーにのみ保存できました。