第19章 ロギングの設定


AMQ Broker は、Apache Log4j 2 ログユーティリティーを使用してメッセージログを提供します。ブローカーをインストールすると、<broker_instance_dir>/etc/log4j2.properties ファイルにデフォルトの Log4j 2 設定が実行されます。デフォルト設定では、ロガーはコンソールとファイルの両方に書き込みます。

AMQ Broker で利用可能なロガーを以下の表に示します。

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表19.1 AMQ Broker ロガー
ロガー説明

org.apache.activemq.artemis.core.server

ブローカーコアをログに記録します。

org.apache.activemq.artemis.journal

Journal 呼び出しのログ

org.apache.activemq.artemis.utils

ユーティリティー呼び出しのログ

org.apache.activemq.artemis.jms

JMS 呼び出しをログに記録します。

org.apache.activemq.artemis.integration.bootstrap

ブートストラップ呼び出しのログ

org.apache.activemq.audit.base

すべての JMX オブジェクトメソッドへのアクセスをログに記録します。

org.apache.activemq.audit.message

実稼働、消費消費、メッセージのブラウジングなどのメッセージ操作をロギングします。

org.apache.activemq.audit.resource

JMX または AMQ Broker 管理コンソールからの認証イベント、作成または削除、および管理コンソールでのメッセージの参照をログに記録します。

19.1. ログレベルの変更

各ロガーのログレベルを設定できます。監査ロガーのデフォルトのログレベルは OFF で、ログが無効であることを意味します。AMQ Broker で使用できる他のロガーのデフォルトのログレベルは INFO です。Log4j 2 で使用できるログレベルの詳細は、Log4j 2 のドキュメント を参照してください。

手順

  1. <broker_instance_dir>/etc/log4j2.properties 設定ファイルを開きます。
  2. 次の apache.activemq.artemis.core.server ロガーの例に示すように、ロガー名の後に <logger name>.level 行を追加します。

    logger.artemis_server.name=org.apache.activemq.artemis.core.server
    logger.artemis_server.level=INFO
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