3.2. デフォルトのアクセプターに設定されているパラメーター


各デフォルトアクセプターの接続 URI の一部として設定されている protocols パラメーターに加えて、次の追加パラメーターが設定されています。

Expand
表3.1 デフォルトのアクセプターに設定されているパラメーター
アクセプターパラメーター説明

All-protocols acceptor

AMQP

STOMP

tcpSendBufferSize

TCP 送信バッファーのサイズ (バイト単位)。デフォルト値は 32768 です。

tcpReceiveBufferSize

TCP 受信バッファーのサイズ (バイト単位)。デフォルト値は 32768 です。

TCP バッファーサイズは、ネットワークの帯域幅およびレイテンシーに従って調整する必要があります。

つまり、TCP の送信/受信バッファーサイズは以下のように計算する必要があります。

buffer_size = bandwidth * RTT

帯域幅とは秒単位で、ネットワークラウンドトリップタイム (RTT) は秒単位になります。RTT は、ping ユーティリティーを使用して簡単に測定できます。

高速ネットワークの場合は、バッファーサイズをデフォルトより増やす必要がある可能性があります。

All-protocols acceptor

AMQP

STOMP

HornetQ

MQTT

useEpoll

サポートするシステム (Linux) を使用する場合は Netty epoll を使用します。Netty ネイティブトランスポートは NIO トランスポートよりも優れたパフォーマンスを提供します。このオプションのデフォルト値は true です。オプションを false に設定すると、NIO が使用されます。

All-protocols acceptor

AMQP

amqpCredits

メッセージの合計サイズに関係なく、AMQP プロデューサーが送信できるメッセージの最大数。デフォルト値は 1000 です。

AMQP メッセージのブロックにクレジットが使用される方法は、「AMQP プロデューサーのブロック」 を参照してください。

All-protocols acceptor

AMQP

amqpLowCredits

ブローカーによってプロデューサーのクレジットが返送される低いしきい値。デフォルト値は 300 です。プロデューサーがこのしきい値に達すると、ブローカーはプロデューサーに十分なクレジットを送信し、amqpCredits 値を復元します。

AMQP メッセージのブロックにクレジットが使用される方法は、「AMQP プロデューサーのブロック」 を参照してください。

HornetQ 互換性アクセプター

anycastPrefix

anycast および multicast の両方を使用するアドレスに接続するときに、クライアントが anycast および anycast ルーティングタイプを指定するために使用する接頭辞。デフォルト値は jms.queue です。

アドレスへの接続時にクライアントがルーティングタイプを指定できるように接頭辞を設定する方法は、「アクセプター設定へのルーティングタイプの追加」 を参照してください。

multicastPrefix

anycast および multicast の両方を使用するアドレスへの接続時に multicast ルーティングタイプを指定するためにクライアントが使用する接頭辞。デフォルト値は jms.topic です。

アドレスへの接続時にクライアントがルーティングタイプを指定できるように接頭辞を設定する方法は、「アクセプター設定へのルーティングタイプの追加」 を参照してください。

関連情報

トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat