1.2. Red Hat Ansible Lightspeed の主な機能
Red Hat Ansible Lightspeed は、以下の主要な機能を提供します。
Ansible 固有の IBM watsonx Code Assistant モデル
Red Hat Ansible Lightspeed with IBM watsonx Code Assistant は、組織向けにカスタマイズされた、Ansible 特有の IBM watsonx Granite モデルを使用します。このモデルは、IBM が提供、管理、保守しています。
モデルのカスタマイズ
組織管理者は、組織の既存の Ansible コンテンツに基づいてトレーニングされた、微調整されたカスタムモデルを作成して使用できるようになりました。この機能を使用すると、組織の自動化パターンに合わせてモデルを調整し、コード推奨エクスペリエンスを向上させることができます。
組織に合わせて複数のカスタムモデルを設定できます。たとえば、企業の IT 自動化チーム用にカスタムモデルを作成し、エンジニアリングチームのインフラストラクチャー用に別のモデルを作成できます。カスタムモデルを設定して、組織内のすべての Ansible ユーザーまたは一部の Ansible ユーザーに提供することもできます。
Red Hat Ansible Lightspeed クラウドサービスとオンプレミスデプロイメント
Red Hat Ansible Lightspeed は、クラウドサービスとしてもオンプレミスデプロイメントとしても利用できます。Red Hat Ansible Lightspeed オンプレミスデプロイメントにより、Red Hat Ansible Automation Platform のお客様はデータをより細かく制御できるようになり、エンタープライズセキュリティーポリシーへの準拠に対応できるようになります。たとえば、データプライバシー要件やエアギャップ要件により高い機密性が求められる業界の組織は、Red Hat Ansible Lightspeed と、IBM watsonx Code Assistant for Red Hat Ansible Lightspeed on Cloud Pak for Data の両方のオンプレミスデプロイメントを使用できます。Red Hat Ansible Lightspeed オンプレミスデプロイメントは、Red Hat Ansible Automation Platform バージョン 2.4 以降でサポートされています。
Red Hat Ansible Lightspeed のトライアル
既存の Ansible ユーザーは、Red Hat Ansible Lightspeed クラウドサービスの 90 日間無料トライアルを開始できます。トライアルアカウントを使用すると、推奨されるシングルタスクおよびマルチタスクを作成したり、Playbook を生成したり、Playbook の説明を表示したりできます。
Red Hat Ansible Lightspeed のトライアルを開始するには、Red Hat Ansible Automation Platform の試用版または有料サブスクリプションが必要です。ただし、IBM watsonx Code Assistant の試用版または有料サブスクリプションは必要ありません。詳細は、Red Hat Ansible Lightspeed のトライアルの開始 を参照してください。
Playbook およびタスクの生成
これには以下の機能が含まれます。
Playbook の生成と説明
Ansible VS Code 拡張機能を使用すると、英語の自然言語インターフェイスを使用して Ansible Playbook を作成できます。Red Hat Ansible Lightspeed with IBM watsonx Code Assistant は、自然言語のプロンプトを読み取り、ユーザーの目的に基づいて Playbook の推奨事項全体を生成します。新しい Playbook や既存の Playbook の説明を表示することもできます。Playbook の説明は、Playbook または Playbook 内のタスクの実行内容と、その効果が得られる状況を説明しています。
シングルタスクとマルチタスクの生成
自然言語プロンプトを使用すると、Ansible タスクファイルおよび Playbook の推奨されるシングルタスクまたはマルチタスクを生成できます。推奨されるマルチタスクコードを要求するには、YAML ファイルコメントにアンパサンド (&) 記号で区切られた一連の自然言語タスクプロンプトを入力します。
現在、Red Hat Ansible Lightspeed は英語のユーザープロンプトのみをサポートしています。ただし、IBM watsonx Code Assistant モデルのトレーニングに使用されたトレーニングデータに英語以外の言語が含まれている場合があります。このようなシナリオでは、モデルは同じ英語以外の言語で行われたプロンプトに対してコードの推奨事項を生成できますが、生成されたコードの推奨事項は正確である場合もそうでない場合もあります。
コンテンツソースの一致
Red Hat Ansible Lightspeed は、生成された推奨コードごとに、候補となるソース、コンテンツ作成者、関連するライセンスなどの詳細を含む、一致するコンテンツソースをリストします。このデータを使用すると、コードの推奨事項の生成に使用されるトレーニングデータソースの洞察を得ることができます。
後処理機能
Red Hat Ansible Lightspeed は、IBM watsonx Code Assistant を拡張する処理後の機能を提供するため、コードの推奨事項の品質と精度が向上します。
コンテンツのメンテナンスとモダナイゼーション
Ansible コードボットは、Git リポジトリーを通じて既存のコンテンツコレクション、ロール、Playbook をスキャンし、ベストプラクティスや品質向上に関する推奨事項が利用できるたびにプルリクエストを前もって作成します。ボットはプルリクエストをリポジトリーに自動的に送信し、コンテンツに対する推奨される変更をリポジトリー所有者に事前に通知します。
管理ダッシュボードでのテレメトリーデータ収集
Red Hat Ansible Lightspeed は、組織のユーザーが Ansible Lightspeed サービスをどのように使用しているかを把握できる管理ダッシュボードのテレメトリーデータを収集し、管理ダッシュボードにメトリクスを表示するようになりました。管理ダッシュボードのテレメトリーを収集および管理する必要がなくなった場合は、組織に対して無効にすることができます。