1.2. Red Hat build of Keycloak の基本操作
Red Hat build of Keycloak は、ネットワーク上で管理する個別サーバーです。アプリケーションは、このサーバーによって提供され、保護されるように設定されています。Red Hat build of Keycloak は、OpenID Connect や SAML 2.0 などのオープンプロトコル標準を使用してアプリケーションを保護します。ブラウザーアプリケーションは、ユーザーのブラウザーをアプリケーションから Red Hat build of Keycloak 認証サーバーにリダイレクトし、認証情報の入力を求めます。ユーザーがアプリケーションから完全に分離され、アプリケーションにはユーザーの認証情報が確認されないため、このリダイレクトは重要です。アプリケーションには、暗号で署名された認証情報トークンまたはアサーションが与えられます。これらのトークンには、ユーザー名、アドレス、電子メール、他のプロファイルデータなどのアイデンティティー情報を使用できます。また、アプリケーションによる認可決定を実行できるように、パーミッションデータを保持することもできます。これらのトークンを使用して、REST ベースのサービスでセキュアな呼び出しを行うこともできます。