5.4. ユーザーの自己登録の許可
Red Hat build of Keycloak をサードパーティー認可サーバーとして使用して、自己登録ユーザーを含むアプリケーションユーザーを管理できます。自己登録を有効にすると、ログインページに登録リンクが表示され、ユーザーがアカウントを作成できるようにします。
登録リンク
登録を完了するには、ユーザーは登録フォームにプロファイル情報を追加する必要があります。登録フォームは、ユーザーが完了する必要のあるフィールドを削除または追加することでカスタマイズできます。
ID ブローカリングと管理 API についての説明
自己登録が無効になっている場合でも、次のいずれかの方法で新しいユーザーを Red Hat build of Keycloak に追加できます。
- 管理者は、管理コンソール (または管理 REST API) を使用して新しいユーザーを追加できます。
- アイデンティティーブローカリングが有効になっている場合、アイデンティティープロバイダーが認証した新しいユーザーが Red Hat build of Keycloak ストレージに自動的に追加/登録されることがあります。詳細は アイデンティティブローカリングの章の最初のログインフローセクション を参照してください。
また、特定のユーザーストレージが有効になっている場合、サードパーティーのユーザーストレージ (LDAP など) からのユーザーも Red Hat build of Keycloak で自動的に利用可能になります。
関連情報
- ユーザー登録のカスタマイズの詳細は、サーバー開発者ガイド を参照してください。
5.4.1. ユーザー登録の有効化
ユーザーが自己登録できるようにします。
手順
- メインメニューで Realm Settings をクリックします。
- Login タブをクリックします。
- ユーザー登録を ON に切り替えます。
この設定を有効にすると、管理コンソールのログインページに 登録 リンクが表示されます。
5.4.2. 新規ユーザーとしての登録
新しいユーザーとして、初回ログインするには、登録フォームを完了する必要があります。プロファイル情報と、登録するパスワードを追加します。
登録フォーム
前提条件
- ユーザー登録が有効になっている。
手順
- ログインページの 登録 リンクをクリックします。登録ページが表示されます。
- ユーザープロファイル情報を入力します。
- 新しいパスワードを入力します。
- Register をクリックします。
5.4.3. 登録時に利用規約への同意を求める
ユーザーの登録時に、利用規約への同意を要求できます。
必要な契約条件を記載した登録フォーム
前提条件
- ユーザー登録が有効になっている。
- 利用規約が必要なアクションが有効になっている。
手順
- メニューで Authentication をクリックします。Flows タブをクリックします。
- registration フローをクリックします。
Terms and Conditions の行で Required を選択します。
登録時に利用規約への同意を必須にする