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第2章 MicroShift での FIPS モードの使用

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Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 9 への MicroShift の RPM ベースのインストールで FIPS モードを使用できます。

  • MicroShift コンテナーで FIPS モードを有効にするには、マシンが起動する前に、ワーカーマシンカーネルが FIPS モードで実行できるようにする必要があります。
  • Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) イメージでの FIPS の使用はサポートされていません。

2.1. RHEL RPM ベースのインストールでの FIPS モード

MicroShift で FIPS を使用するには、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) インストールで暗号化モジュールのセルフチェックを有効にする必要があります。ホストオペレーティングシステムが FIPS モジュールで起動するように設定されると、MicroShift コンテナーは FIPS モードで実行できるように自動的に有効になります。

  • RHEL が FIPS モードで起動されると、MicroShift コアコンポーネントは、x86_64 アーキテクチャーのみでの FIPS 140-2/140-3 検証のために NIST に提出された RHEL 暗号化ライブラリーを使用します。
  • ワーカーマシンとして使用する予定のマシンに RHEL 9 をインストールする場合は、FIPS モードを有効にする必要があります。

    重要

    クラスターが使用するオペレーティングシステムの初回起動時の前に FIPS を有効にする必要があるため、クラスターのデプロイ後に FIPS を有効にすることはできません。

  • MicroShift は、FIPS 互換の Golang コンパイラーを使用します。
  • FIPS は CRI-O コンテナーランタイムでサポートされています。

2.1.1. 制限

  • TLS 実装 FIPS サポートは完全ではありません。
  • FIPS 実装は、ハッシュ関数を計算し、そのハッシュに基づくキーを検証する単一の機能を提供しません。この制限は、今後の MicroShift リリースでの改善のために引き続き評価されます。

2.1.2. FIPS モードでの RHEL のインストール

FIPS を使用して RHEL をインストールするには、RHEL ドキュメントの FIPS モードでのシステムのインストール のガイダンスに従ってください。

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