1.3. RPM パッケージからの MicroShift のインストール
MicroShift をインストールする前に、メモリー設定と FIPS モード用にホストマシンを準備することを推奨します。
1.3.1. ボリュームグループの設定
MicroShift は、永続ボリューム (PV) にストレージを提供するために、論理ボリュームマネージャーストレージ (LVMS) Container Storage Interface (CSI) プラグインを使用します。LVMS は、Linux 論理ボリュームマネージャー (LVM) を利用して、PV のバッキング論理ボリューム (LV) を動的に管理します。このため、マシンには、LVMS がワークロードの PV 用の LV を作成できる未使用スペースのある LVM ボリュームグループ (VG) が必要です。
LVMS がワークロードの PV 用の LV を作成できるようにボリュームグループ (VG) を設定するには、RHEL のインストール中にルートボリュームの 希望サイズ を小さくします。ルートボリュームのサイズを下げると、実行時に LVMS によって作成される追加の LV 用の未割り当て領域がディスク上に確保されます。
1.3.2. FIPS モードの準備
ユースケースで MicroShift コンテナーを FIPS モードで実行する必要がある場合は、FIPS を有効にして RHEL をインストールする必要があります。ワーカーマシンが FIPS モードで実行するように設定されると、MicroShift コンテナーも FIPS モードで実行するように自動的に設定されます。
クラスターが使用するオペレーティングシステムの初回起動時の前に FIPS を有効にする必要があるため、クラスターのデプロイ後に FIPS を有効にすることはできません。