7.6. iSCSI サービスの管理


ceph-iscsi パッケージは、設定管理ロジックと rbd-target-gw および rbd-target-api systemd サービスをインストールします。

rbd-target-api サービスは、起動時に Linux iSCSI ターゲットの状態を復元し、gwcli や Red Hat Ceph Storage ダッシュボードなどのツールから ceph-iscsi REST API 呼び出しに応答します。rbd-target-gw サービスは、Prometheus プラグインを使用してメトリクスを提供します。

rbd-target-api サービスは、Linux カーネルのターゲットレイヤーの唯一のユーザーであることを前提としています。rbd-target-api を使用する場合は、targetcli パッケージでインストールされたターゲットサービスを使用しないでください。Ansible は、Ceph iSCSI ゲートウェイインストール時に targetcli ターゲットサービスを自動的に無効にします。

手順

  1. サービスを起動するには、以下を実行します。

    # systemctl start rbd-target-api
    # systemctl start rbd-target-gw
  2. サービスを再起動するには、以下を実行します。

    # systemctl restart rbd-target-api
    # systemctl restart rbd-target-gw
  3. サービスを再読み込みするには、以下を実行します。

    # systemctl reload rbd-target-api
    # systemctl reload rbd-target-gw

    reload 要求は rbd-target-api が設定を再読み取りし、現在の実行環境に適用します。Ansible からすべての iSCSI ゲートウェイノードに変更が並行してデプロイされるため、これは通常は不要です。

  4. サービスを停止するには、以下を実行します。

    # systemctl stop rbd-target-api
    # systemctl stop rbd-target-gw

    stop リクエストはゲートウェイのポータルインターフェイスを閉じ、クライアントへの接続をドロップし、カーネルから現在の Linux iSCSI ターゲット設定を消去します。これにより、iSCSI ゲートウェイがクリーンな状態に戻ります。クライアントが切断されると、アクティブな I/O はクライアント側マルチパス層によって他の iSCSI ゲートウェイに再スケジュールされます。

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