7.11. iSCSI ゲートウェイの監視


Red Hat Ceph Storage クラスターでは、組み込みモニタリング機能のために、OSD および MGR 内に汎用メトリクス収集フレームワークが組み込まれるようになりました。メトリクスは Red Hat Ceph Storage クラスター内で生成され、メトリクスを収集するためにクライアントノードにアクセスする必要はありません。RBD イメージのパフォーマンスを監視するため、Ceph には組み込みの MGR Prometheus エクスポーターモジュールがあり、個々の RADOS オブジェクトメトリクスを、1 秒ごとの Input/Output (I/O) 操作、スループット、およびレイテンシーに関する集約された RBD イメージメトリクスに変換します。Ceph iSCSI ゲートウェイも、Linux-IO (LIO) レベルのパフォーマンスメトリックの Prometheus エクスポーターを提供し、Grafana などの監視ツールおよび可視化ツールをサポートします。これらのメトリクスには、定義された Target Portal Group (TPG) およびマッピングされた論理ユニット番号 (LUN)、LUN ごとの状態および 1 秒ごとの入力出力操作数 (IOPS)、クライアントごとの LUN ごとの読み取り/書き込みバイト数に関する情報が含まれます。デフォルトで、Prometheus エクスポーターは有効になっています。iscsi-gateway.cfg で以下のオプションを使用して、デフォルトの設定を変更できます。

[config]

prometheus_exporter = True
prometheus_port = 9287
prometheus_host = xx.xx.xx.xxx
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注記

エクスポートした Ceph ブロックデバイス (RBD) イメージのパフォーマンスを監視するための Ceph iSCSI ゲートウェイ環境で使用される gwtop ツールは非推奨になりました。

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