6.7. ダッシュボードでの HAProxy の監視


Ceph Object Gateway を使用すると、オブジェクトゲートウェイの多くのインスタンスを 1 つのゾーンに割り当てできるため、負荷の増加に合わせてスケールアウトすることができます。各オブジェクトゲートウェイインスタンスは独自の IP アドレスを持つため、HAProxy を使用して Ceph Object Gateway サーバー全体で負荷を分散できます。

ダッシュボードで次の HAProxy メトリックを監視できます。

  • HTTP コードごとの合計応答数。
  • 要求/応答の合計数。
  • 接続の合計数。
  • 着信/発信バイトの現在の合計数。

ceph dashboard get-grafana-api-url コマンドを実行して、Grafana の詳細を取得することもできます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • ストレージダッシュボードでの管理者レベルのアクセスがある。
  • SSL を使用しない既存の Ceph Object Gateway サービスがある。SSL サービスが必要な場合は、Ceph Object Gateway サービスではなく、Ingress サービスで証明書を設定する必要があります。
  • Ceph Orchestrator を使用してデプロイされた Ingress サービスがある。
  • モニタリングスタックコンポーネントがダッシュボード上に作成されている。

手順

  1. Grafana URL にログインし、RGW_Overview パネルを選択します。

    構文

    https://DASHBOARD_URL:3000

    https://dashboard_url:3000

  2. Grafana URL で HAProxy メトリックを確認します。
  3. Ceph ダッシュボードのナビゲーションから、Object Gateways に移動します。
  4. Overall Performance タブから、Ceph Object Gateway HAProxy メトリクスを確認します。

    図6.7 HAProxy メトリック

    HAProxy メトリック

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