2.6. Ceph Dashboard のランディングページの理解


ランディングページには、ナビゲーションバーと個別のパネルを使用した Ceph クラスター全体の概要が表示されます。

メニューバーには次のオプションがあります。

Tasks and Notifications
タスクと通知メッセージが表示されます。
Help
製品および REST API のドキュメントリンク、Red Hat Ceph Storage ダッシュボードの詳細、および問題を報告するためのフォームが表示されます。
Dashboard Settings
ユーザー管理とテレメトリー設定にアクセスできます。
User
このメニューを使用して、ログインステータスの確認、パスワードの変更、ダッシュボードからのサインアウトを行えます。

図2.4 メニューバー

メニューバー

ナビゲーションメニューを開く、または非表示にするには、ナビゲーションメニューアイコン navigation icon をクリックします。

Dashboard

メインダッシュボードには、クラスターの状態に関する具体的な情報が表示されます。

ナビゲーションメニューから Dashboard をクリックすることで、いつでもメインダッシュボードにアクセスできます。

ダッシュボードのランディングページでは、ペインがさまざまなカテゴリーに整理されています。

図2.5 Ceph Dashboard のランディングページ

Ceph Dashboard のランディングページ
Details
特定のクラスター情報と、テレメトリーがアクティブか非アクティブかが表示されます。
Status
クラスターの健全性と、ホストおよびデーモンの状態が表示されます。Ceph Storage クラスターの現在のヘルスステータスが表示されます。危険アラートおよび警告アラートは、ランディングページに直接表示されます。アラートの完全なリストを表示するには、View alerts をクリックします。
Capacity
ストレージ使用状況のメトリクスが表示されます。これは、使用状況、警告、危険のグラフとして表示されます。数字はパーセンテージと GiB で表されます。
Inventory

クラスターのさまざまな部分、使用可能な数、それらのステータスが表示されます。

使用可能な場合は、Inventory から特定のインベントリー項目に直接リンクされます。

Hosts
Ceph Storage クラスターのホストの合計数が表示されます。
Monitors
Ceph Monitor の数およびクォーラムのステータスが表示されます。
Managers
Manager Daemon の数およびステータスが表示されます。
OSD
Ceph Storage クラスター内の OSD の合計数と、up および in の数が表示されます。
Pools
Ceph クラスター内のストレージプールの数が表示されます。
PGs

配置グループ (PG) の合計数が表示されます。PG の状態は、表示をシンプルにするために WorkingWarning に分けられています。それぞれに複数の状態が含まれます。それに加え、Working 状態には次のいずれかの状態の PG が含まれます。

  • activating
  • backfill_wait
  • backfilling
  • creating
  • deep
  • degraded
  • forced_backfill
  • forced_recovery
  • peering
  • peered
  • recovering
  • recovery_wait
  • repair
  • scrubbing
  • snaptrim
  • snaptrim_wait + Warning 状態には、次のいずれかの状態の PG が含まれます。
  • backfill_toofull
  • backfill_unfound
  • down
  • incomplete
  • inconsistent
  • recovery_toofull
  • recovery_unfound
  • remapped
  • snaptrim_error
  • stale
  • undersized
Object Gateways
Ceph Storage クラスター内のオブジェクトゲートウェイの数が表示されます。
Metadata Servers
Ceph File Systems (CephFS) のメタデータサーバーの数とステータスが表示されます。
Cluster Utilization
Cluster Utilization ペインには、データ転送速度に関連する情報が表示されます。リストから、データ出力の時間範囲を選択します。過去 5 分間から過去 24 時間までの範囲を選択します。
Used Capacity (RAW)
使用量が GiB 単位で表示されます。
IOPS
1 秒あたりの I/O 読み取り操作および書き込み操作の合計が表示されます。
OSD Latencies
ミリ秒あたりの適用とコミットの合計が表示されます。
Client Throughput
クライアントの読み取りおよび書き込みスループットの合計が KiB/秒単位で表示されます。
Recovery Throughput
クラスターの修復およびバランス調整操作の速度が表示されます。たとえば、ディスクの損失により移動している可能性のあるバックグラウンドデータのステータスが表示されます。情報は、1 秒あたりのバイト数で表示されます。

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