4.2. バグ修正


Red Hat Directory Server 11.7 で修正された、ユーザーに重大な影響を与えるバグについて説明します。

ns-slapd バイナリーはスレッドセーフな libldap_r ライブラリーとリンクされるようになり、セグメンテーション違反が発生しなくなりました。

アップストリームのビルドシステム変更により、スレッドセーフな libldap_r ではなく、スレッドセーフでない libldap ライブラリーに ns-slapd バイナリーがリンクされるようになり、リグレッションが発生しました。その結果、ns-slapd プロセスがセグメンテーションエラーで失敗する可能性があります。この更新では、ビルドシステムコードの問題が修正され、ns-slapd バイナリーがスレッドセーフな libldap_r ライブラリーにリンクされるようになりました。その結果、セグメンテーション違反が発生しなくなります。

(BZ#2268138)

Directory Server はエントリーキャッシュをフラッシュする頻度を減らしている

以前は、必要ない場合でも Directory Server がエントリーキャッシュをフラッシュしていました。その結果、特定の状況で Directory Server が応答しなくなり、パフォーマンスが低下しました。この更新により、Directory Server は必要な場合にのみエントリーキャッシュをフラッシュするようになりました。

(BZ#2268136)

389-ds-base パッケージのバグ修正

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server のバグ修正は、Red Hat Enterprise Linux 8.8 リリースノートに記載されています。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.