10.3. 既知の問題


このセクションでは、Directory Server 11.1 の既知の問題と、該当する場合の回避法について説明します。

Web コンソールのウィンドウ外部で変更された Directory Server の設定が自動的に表示されない

Red Hat Enterprise Linux 8 Web コンソールの Directory Server モジュールの設計により、ユーザーがコンソールのウィンドウの外部で設定を変更しても、Web コンソールには自動的に最新の設定が表示されません。たとえば、Web コンソールが開いている間にコマンドラインを使用して設定を変更すると、Web コンソールで新しい設定が自動的に更新されません。これは、別のコンピューターの Web コンソールを使用して設定を変更する場合でも当てはまります。この問題を回避するには、コンソールのウィンドウ外部で設定が変更された場合は、ブラウザーで Web コンソールを手動で更新します。

Directory Server Web コンソールでは LDAP ブラウザーが提供されない

Web コンソールを使用すると、管理者は Directory Server 11 インスタンスを管理および設定できます。ただし、統合 LDAP ブラウザーは提供されません。Directory Server でユーザーおよびグループを管理するには、dsidm ユーティリティーを使用します。ディレクトリーエントリーを表示および変更するには、サードパーティーの LDAP ブラウザー、または openldap-clients パッケージが提供する OpenLDAP クライアントユーティリティーを使用します。

389-ds-base パッケージの既知の問題

389-ds-base パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の既知の問題は、Red Hat Enterprise Linux 8.2 リリースノートに記載されています。

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