6.2. バグ修正


Red Hat Directory Server 12.5 で修正された、ユーザーに重大な影響を与えるバグを説明します。

dsidmou エントリーの作成を要求するようになる

以前は、dsidm ユーティリティーを使用してユーザーまたはグループを作成しても、ユーザーまたはグループが属する必要がある組織単位 (ou) エントリーが存在しなかった場合、次のエラーが発生していました。

Error: 105 - 4 - 32 - No such object - [] - dc=example,dc=com

この更新により、ou エントリーが存在しない場合は、dsidm ユーティリティーがこのエントリーを作成するように要求するようになりました。

(DIRSRV-16)

dsctl の使用方法セクションに -v オプションが表示されるようになる

以前は、dsctl test db2bak -h コマンドの詳細オプション (-v) が、ヘルプの説明 (--help-h) のアクションセクションに表示されていませんでした。この更新により、ヘルプの説明に -v オプションも表示されるようになりました。

(DIRSRV-21)

dsconf を使用したレプリカ合意の作成が遅延なく完了するようになる

以前は、dsconf ユーティリティーを使用してレプリカ合意を作成すると、コマンドが作成に進む前に必ず 1 分間ハングしていました。この更新により、レプリカ合意が遅延なく作成されるようになりました。

(DIRSRV-35)

Directory Server の Web コンソールが監査失敗ログの有効化に失敗しなくなる

以前は、Directory Server の Web コンソールを使用して監査失敗ログを有効にしようとすると、プロセスが失敗していました。この更新により、問題が修正され、監査失敗ログを期待どおりに有効にできるようになりました。

(DIRSRV-47)

サブ接尾辞を持つインスタンスを起動するときに、誤ったエラーが記録されなくなる

以前は、サブ接尾辞を持つインスタンスを起動すると、エラーログに次の誤ったメッセージが表示されることがありました。

[time_stamp] - ERR - id2entry - Could not open id2entry err 0
[time_stamp] - ERR - dn2entry_ext - The dn "dc=example,dc=com" was in the entryrdn index, but it did not exist in id2entry of instance userRoot.

このメッセージの根本原因は、バックエンドの初期化中に、サブツリーにスマートリファラルが含まれているかどうかを判断するために、バックエンドでサブツリー検索が実行されていたことです。さらに、この問題により、サーバー起動後の最初の 10 分間、検索操作のパフォーマンスに若干の影響が出ていました。

この更新により、誤ったメッセージがログに記録されなくなり、サーバーの起動時にパフォーマンスへの影響が発生しなくなりました。

(DIRSRV-53)

Directory Server がハッシュ化済みのパスワードのパスワード履歴を期待どおりに更新するようになる

以前は、ハッシュ値を使用してパスワードを更新した場合、更新されたパスワードハッシュがパスワード履歴に表示されませんでした。この更新により、問題が修正され、ハッシュ化されたパスワードとハッシュ化されていないパスワードの両方の更新がパスワード履歴にリスト表示されるようになりました。

(DIRSRV-60)

ログファイルのタイムスタンプに正しいタイムゾーンが設定されるようになる

以前は、タイムゾーンオフセットが時間の倍数でない場合 (UTC-3:30 である America/St_johns タイムゾーンなどの場合)、ログファイルのタイムスタンプに間違ったタイムゾーンオフセットが含まれていました。この更新により、タイムゾーンオフセットが正しく計算されるようになりました。

(DIRSRV-61)

Web コンソールがサブ接尾辞のレプリケーションを期待どおりに有効化するようになる

以前は、Directory Server の Web コンソールを使用してサブ接尾辞のレプリケーションを有効にすると、エラーが発生して失敗していました。この更新により、問題が修正され、レプリケーションを有効にできるようになり、Web コンソールに適切なレプリケーションタブが表示されるようになりました。

(DIRSRV-67)

SELinux ポリシーが適用されている場合に Directory Server SNMP エージェントが期待どおりに起動するようになる

以前は、SELinux ポリシーが適用されている場合、Directory Server SNMP エージェントの使用時に SELinux が Access Vector Cache (AVC) エラーを報告し、エージェントの起動が失敗していました。これは、SNMP エージェントの権限が正しくなかったために発生していました。この更新により、SNMP エージェントの権限が変更され、SELinux ポリシー設定が修正されました。

(DIRSRV-76)

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