7.2. クライアントごとに複数の SSSD 設定ファイルの使用
SSSD のデフォルトの設定ファイルは
/etc/sssd/sssd.conf
です。このファイルとは別に、SSSD は /etc/sssd/conf.d/
ディレクトリー内のすべての *.conf
ファイルから設定を読み取ることができます。
たとえば、これにより、すべてのクライアントでデフォルトの
/etc/sssd/sssd.conf
ファイルを使用し、追加の設定ファイルに設定を追加して、クライアントごとに機能を個別に拡張できます。
SSSD が設定ファイルを処理する方法
SSSD は、以下の順番で設定ファイルを読み取ります。
- プライマリー
/etc/sssd/sssd.conf
ファイル /etc/sssd/conf.d/
の他の*.conf
ファイル(アルファベット順)
同じパラメーターが複数の設定ファイルに表示されると、SSSD は最後に読み取るパラメーターを使用します。
注記
SSSD は、
conf.d
ディレクトリーの隠しファイル( .
で始まるファイル)を読み取りません。