付録A コンテナーで実行している IdM および SSSD のトラブルシューティングに関する情報の収集
この付録では、コンテナーで実行している IdM および SSSD をトラブルシューティングし、Red Hat サポートチケットにアタッチ可能な重要な設定ファイルとログファイルを収集できるようにする手順を説明します。
A.1. Atomic Host での sosreport の作成
このセクションでは、rhel7/rhel-tools
コンテナーをインストールして起動し、sosreport
を作成する方法を説明します。
rhel7/rhel-tools
コンテナーは、このコンテナーで実行中のプロセスを有効にする特権付きのセキュリティースイッチを使用します。
- ホストのすべてのセマフォおよび共有メモリーセグメントと対話する
- ホストのネットワークでポートおよび raw IP トラフィックをリッスンする
- ホストのすべてのプロセスと対話する
rhel7/rhel-tools
は、ホストの分離なしで実行することに注意してください。このコンテナーによるユーティリティーを使用することは、システム上で直接 root
ユーザーとして実行するのと同等です。
手順
rhel7/rhel-tools
コンテナーをインストールします。# docker pull rhel7/rhel-tools
rhel7/rhel-tools
コンテナーを起動します。# atomic run rhel7/rhel-tools
sosreport
ユーティリティーを実行します。# sosreport
このユーティリティーは、収集した情報のアーカイブを
/host/var/tmp/sos_tal4k_*
ファイルに保存します。exit
を実行してコンテナーを終了します。# exit
-
sosreport
アーカイブをサポートリクエストにアタッチします。