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4.20. クラウド環境の RHEL

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RHEL 8 仮想マシンが、Azure 上の特定の ARM64 ホストでサポートされるようになりました

ゲストオペレーティングシステムとして RHEL 8.6 を使用する仮想マシンは、Ampere Altra ARM ベースのプロセッサーで実行されている Microsoft Azure ハイパーバイザーでサポートされるようになりました。

(BZ#1949614)

cloud-init の新しい SSH モジュール

今回の更新で、cloud-init ユーティリティーに SSH モジュールが追加され、インスタンスの作成時にホストキーが自動的に生成されるようになりました。

この変更により、デフォルトの cloud-init 設定が更新されました。したがって、ローカルの変更があった場合は、/etc/cloud/cloud.cfg に "ssh_genkeytypes: ['rsa', 'ecdsa', 'ed25519']" 行が含まれていることを確認してください。

そうしないと、sshd サービスを起動できないイメージが cloud-init によって作成されます。この問題が発生した場合は、次の手順に従って問題を回避してください。

  1. /etc/cloud/cloud.cfg ファイルに次の行が含まれていることを確認します。

    ssh_genkeytypes:  ['rsa', 'ecdsa', 'ed25519']
  2. /etc/ssh/ssh_host_* ファイルがインスタンスに存在するかどうかを確認します。
  3. /etc/ssh/ssh_host_* ファイルが存在しない場合は、次のコマンドを使用してホストキーを生成します。

    cloud-init single --name cc_ssh
  4. sshd サービスを再起動します。

    systemctl restart sshd

(BZ#2115791)

cloud-init は、MicrosoftAzure 上のユーザーデータをサポートする

--user-data オプションが cloud-init ユーティリティーに導入されました。このオプションを使用すると、Azure で RHEL 8 仮想マシンをセットアップするときに、 Azure Instance Metadata Service (IMDS) からスクリプトとメタデータを渡すことができます。

(BZ#2023940)

cloud-init が VMware GuestInfo データソースに対応

今回の更新で、cloud-init ユーティリティーが VMware guestinfo データのデータソースを読み取ることができるようになりました。その結果、cloud-init を使用 s した VMware vSphere に RHEL 8 仮想マシンのセットアップが、より効率的で信頼性が高くなりました。

(BZ#2026587)

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