第9章 テクノロジープレビュー
ここでは、Red Hat Enterprise Linux 8.7 で利用可能なすべてのテクノロジープレビュー機能の一覧を提示します。
テクノロジープレビュー機能に対する Red Hat のサポート範囲の詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
9.1. シェルおよびコマンドラインツール
ReaR は、64 ビット IBM Z アーキテクチャーでテクノロジープレビューとして利用できます。
Basic Relax and Recover (ReaR) 機能が、64 ビットの IBM Z アーキテクチャーでテクノロジープレビューとして利用できるようになりました。IBM Z では、z/VM 環境でのみ ReaR レスキューイメージを作成できます。論理パーティション (LPAR) のバックアップおよび復元はテストされていません。
現在利用できる出力方法は、Initial Program Load (IPL) のみです。IPL は、zIPL
ブートローダーで使用できるカーネルと初期 ramdisk (initrd) を生成します。
現在、レスキュープロセスは、システムに接続したすべての DASD (Direct Attached Storage Devices) を再フォーマットします。システムのストレージデバイスに貴重なデータが存在する場合は、システムの復旧を行わないでください。これには、レスキュー環境で起動するのに使用された zIPL
ブートローダー、ReaR カーネル、および initrd で準備されたデバイスも含まれます。必ずコピーを保管してください。
詳細は、64 ビット IBM Z アーキテクチャーで ReaR レスキューイメージの使用 を参照してください。
(BZ#1868421)