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8.5. プロファイルのカスタマイズ済み調整オプションをブループリントに追加する

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OpenSCAP と RHEL イメージビルダーの統合により、次のオプションを使用して、プロファイルのカスタマイズ済み調整オプションをブループリントのカスタマイズに追加できます。

  • selected: 追加するルールのリストに使用します。
  • unselected: 削除するルールのリストに使用します。

デフォルトの org.ssgproject.content ルールの名前空間の場合、この名前空間にあるルールの接頭辞を省略できます。たとえば、org.ssgproject.content_grub2_passwordgrub2_password は機能的に同等です。

そのブループリントからイメージをビルドすると、新しいテーラリングプロファイル ID を持つテーラリングファイルが作成され、/usr/share/xml/osbuild-oscap-tailoring/tailoring.xml としてイメージに保存されます。新しいプロファイル ID には、ベースプロファイルの接尾辞として _osbuild_tailoring が追加されます。たとえば、CIS (cis) ベースプロファイルを使用する場合、プロファイル ID は xccdf_org.ssgproject.content_profile_cis_osbuild_tailoring になります。

前提条件

  • root ユーザーまたは welder グループのメンバーであるユーザーとしてログインしている。

手順

  1. OpenSCAP ツールと scap-security-guide コンテンツを使用して、TOML 形式でハードニングブループリントを作成し、必要に応じて変更します。

    # oscap xccdf generate fix --profile=cis --fix-type=blueprint /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-rhel{ProductNumber}-ds.xml > cis_tailored.toml
  2. カスタマイズしたルールセットを含む調整セクションをブループリントに追加します。

    # Blueprint for CIS Red Hat Enterprise Linux {ProductNumber} Benchmark for Level 2 - Server
    # ...
    
    [customizations.openscap.tailoring]
    selected = [ "xccdf_org.ssgproject.content_bind_crypto_policy" ]
    unselected = [ "grub2_password" ]
  3. composer-cli ツールを使用して、ブループリントを osbuild-composer にプッシュします。

    # composer-cli blueprints push cis_tailored.toml
  4. ハードニング済みイメージのビルドを開始します。

    # composer-cli compose start hardened_xccdf_org.ssgproject.content_profile_cis qcow2

    イメージのビルドが準備できたら、デプロイメントでハードニング済みイメージを使用して仮想マシンを作成します。詳細は、仮想マシンの作成 を参照してください。

    ハードニング済みイメージを仮想マシンにデプロイした後、設定コンプライアンスのスキャンを実行して、イメージが選択したセキュリティープロファイルに準拠していることを確認できます。

    重要

    設定コンプライアンススキャンを実行しても、システムが準拠しているとは限りません。詳細については、設定コンプライアンススキャン を参照してください。

検証

ハードニング済みイメージをデプロイした仮想マシンで、次の手順を実行します。

  1. SSH を使用して仮想マシンに接続します。
  2. oscap スキャナーを実行します。

    # oscap xccdf eval --profile=cis --report=/tmp/compliance-report.html /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-rhel{ProductNumber}-ds.xml
  3. compliance-report.html を取得し、結果を検査します。
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