8.2. RHEL Image Builder を使用したハードニング済みイメージの作成
OpenSCAP と RHEL Image Builder の統合により、特定のプロファイルに準拠したハードニング済みイメージを作成し、それを仮想マシンやベアメタル環境などにデプロイできます。
前提条件
-
root ユーザーまたは
weldr
グループのメンバーであるユーザーとしてログインしている。 -
openscap
およびscap-security-guide
パッケージがインストールされている。
手順
OpenSCAP
ツールとscap-security-guide
コンテンツを使用して、TOML 形式でハードニングブループリントを作成し、必要に応じて変更します。# oscap xccdf generate fix --profile=<profileID> --fix-type=<blueprint_name>.toml /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-rhel8-ds.xml > cis.toml
<profileID>
は、システムが準拠する必要があるプロファイル ID (例:cis
) に置き換えます。composer-cli
ツールを使用して、ブループリントをosbuild-composer
にプッシュします。# composer-cli blueprints push <blueprint_name>.toml
ハードニング済みイメージのビルドを開始します。
# composer-cli compose start <blueprint_name> <image_type>
<image_type>
は、任意のイメージタイプ (例:qcow2
) に置き換えます。イメージビルドの準備ができたら、デプロイメントでハードニング済みイメージを使用できます。仮想マシンの作成 を参照してください。
検証
ハードニング済みイメージをデプロイした後、設定コンプライアンススキャンを実行して、イメージが選択したセキュリティープロファイルに準拠していることを確認できます。
設定コンプライアンススキャンを実行しても、システムが準拠しているとは限りません。詳細は、設定コンプライアンススキャン を参照してください。