16.3. RHEL システムロールを使用した kdump
RHEL システムロールは、複数の RHEL システムをリモートで管理するための一貫した設定インターフェイスを提供する Ansible ロールおよびモジュールのコレクションです。kdump
ロールを使用すると、複数のシステムに基本的なカーネルダンプパラメーターを設定できます。
kdump
ロールは、/etc/kdump.conf
ファイルを置き換えて、マネージドホストの kdump
設定をすべて置き換えます。また、kdump
ロールが適用されると、 /etc/sysconfig/kdump
ファイルを置き換えて、ロール変数で指定されていない場合でも、以前の kdump
の設定もすべて置き換えられます。
以下の例は、kdump
システムロールを適用してクラッシュダンプファイルの場所を設定する方法を示しています。
--- - hosts: kdump-test vars: kdump_path: /var/crash roles: - rhel-system-roles.kdump
kdump
ロール変数の詳細は、rhel-system-roles
パッケージをインストールし、/usr/share/doc/rhel-system-roles/kdump
ディレクトリーの README.md
または README.html
ファイルを参照してください。
関連情報
- RHEL システムロールの概要