6.6. udev プロパティーによるマルチパスの無効化
udev
プロパティーパラメーターを使用して、デバイスのマルチパスを無効にできます。
手順
デバイスの
udev
変数を表示します。# udevadm info --query=all -n /dev/sdb
property
パラメーターを使用して、/etc/multipath.conf
設定ファイルのデバイスを無効にします。このパラメーターは、デバイスのudev
環境変数名と一致する正規表現の文字列です。以下の例は、
udev
プロパティーID_ATA
を持つすべてのデバイスでマルチパスを無効にします。blacklist { property "ID_ATA" }
次のいずれかのコマンドを実行してマルチパス設定ファイルを変更した後、
/etc/multipath.conf
ファイルを検証します。設定エラーを表示するには、以下のコマンドを実行します。
# multipath -t > /dev/null
変更が追加された新しい設定を表示するには、以下のコマンドを実行します。
# multipath -t
/etc/multipath.conf
ファイルを再読み込みし、multipathd
デーモンを再設定して変更を反映します。# service multipathd reload