5.8. 特定デバイスのマルチパス設定の編集
multipath.conf
設定ファイルの multipaths
セクションで、必須の WWID パラメーターによって参照される個々のマルチパスデバイスに固有の設定を追加できます。
このデフォルトは DM Multipath により使用され、multipath.conf
ファイルの overrides
セクション、defaults
セクション、および devices
セクションに設定された属性を上書きします。multipaths
セクションには、任意の数のマルチパスサブセクションを含めることができます。
手順
特定のマルチパスデバイスの
multipaths
セクションを変更します。設定ファイルで、2 つの特定マルチパスデバイスに対して multipath 属性を指定している例を以下に示します。-
1 つ目のデバイスの WWID は
3600508b4000156d70001200000b0000
で、シンボリック名はyellow
です。 -
2 番目のマルチパスデバイスの WWID は
1DEC_321816758474
で、シンボリック名red
があります。
rr_weight
属性はpriorities
に設定されています。multipaths { multipath { wwid 3600508b4000156d70001200000b0000 alias yellow path_grouping_policy multibus path_selector "round-robin 0" failback manual rr_weight priorities no_path_retry 5 } multipath { wwid 1DEC_321816758474 alias red rr_weight priorities } }
-
1 つ目のデバイスの WWID は
次のいずれかのコマンドを実行してマルチパス設定ファイルを変更した後、
/etc/multipath.conf
ファイルを検証します。設定エラーを表示するには、以下のコマンドを実行します。
# multipath -t > /dev/null
変更が追加された新しい設定を表示するには、以下のコマンドを実行します。
# multipath -t
/etc/multipath.conf
ファイルを再読み込みし、multipathd
デーモンを再設定して変更を反映します。# service multipathd reload
関連情報
-
multipath.conf(5)
man ページ