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1.7. パスステータス

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パスの状態は、/etc/multipath.conf ファイルに定義されているポーリング間隔に応じ、multipathd デーモンによって定期的に更新されます。カーネルの観点から見ると、dm ステータスはパスステータスと似ています。dm ステータスは、パスチェッカーが完了するまで現在のステータスを保持します。

パスステータス
ready、ghost
パスが有効であり、I/O の準備ができています。
faulty、shaky
パスが無効です。
i/o pending
チェッカーがアクティブにこのパスを確認し、ステータスはまもなく更新されます。
i/o timeout
チェッカーがタイムアウト期間経過前に success/failure を返しませんでした。これは faulty と同じように処理されます。
removed
システムからパスが削除され、マルチパスデバイスからまもなく削除されます。これは faulty と同じように処理されます。
wild
内部エラーまたは設定の問題によって、multipathd がパスチェッカーを実行できませんでした。これは、マルチパスがパス上の多くのアクションをスキップすることを除いて、failed と同じように処理されます。
unchecked
パスが今検出された、割り当てられたパスチェッカーがない、パスチェッカーにエラーが発生したなどの理由で、このパスでパスチェッカーが実行していません。これは wild と同じように処理されます。
delayed
パスチェッカーはパスが有効であると返しますが、マルチパスがパスの回復を遅らせています。このパスで最近、複数回障害が発生しており、パスを遅延するようにマルチパスが設定されているためです。これは faulty と同じように処理されます。
dm ステータス
Active
ready および ghost のパスステータスにマップされます。
Failed
同等の dm 状態を持たない i/o pending を除く、他のすべてのパスステータスにマップされます。
オンラインステータス
Running
デバイスが有効です。
オフライン
デバイスが無効です。
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