10.4. firewall RHEL システムロールを使用して、firewalld のポートを管理
firewall
RHEL システムロールを使用して、着信トラフィック用のローカルファイアウォールのポートを開閉し、再起動後も新しい設定を維持できます。たとえば、HTTPS サービスの着信トラフィックを許可するようにデフォルトゾーンを設定できます。
Ansible コントロールノードで以下の手順を実行します。
前提条件
- コントロールノードと管理対象ノードを準備している。
- 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
-
管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する
sudo
権限がある。
手順
次の内容を含む Playbook ファイル (例:
~/playbook.yml
) を作成します。--- - name: Configure firewalld hosts: managed-node-01.example.com tasks: - name: Allow incoming HTTPS traffic to the local host ansible.builtin.include_role: name: rhel-system-roles.firewall vars: firewall: - port: 443/tcp service: http state: enabled runtime: true permanent: true
permanent: true
オプションを使用すると、再起動後も新しい設定が維持されます。Playbook の構文を検証します。
$ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml
このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。
Playbook を実行します。
$ ansible-playbook ~/playbook.yml
検証
管理対象ノードで、
HTTPS
サービスに関連付けられた443/tcp
ポートが開いていることを確認します。# firewall-cmd --list-ports 443/tcp
関連情報
-
/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.firewall/README.md
ファイル -
/usr/share/doc/rhel-system-roles/firewall/
ディレクトリー