9.6. FHIR サーバー上のリソースにある指定のフィールドを更新
インテグレーションでは、FHIR サーバー上にあるリソースの個別のフィールドを更新できます。これには、フローの途中に FHIR コネクションを追加するか、FHIR コネクションをシンプルなインテグレーションの最後のコネクションとして追加します。
前提条件
- 更新するリソースを持つ FHIR サーバーへのコネクションが作成されている必要があります。
- フローを作成または編集することになり、Fuse Online でインテグレーションに追加するよう要求されます。または、Fuse Online で最後のコネクションを選択するよう要求されます。
手順
- Add to Integration ページで、コネクションの追加先のプラス記号をクリックします。Fuse Online が最後のコネクションを選択するよう要求する場合は、このステップをスキップします。
- リソースの更新に使用する FHIR コネクションをクリックします。
- Choose an action ページで Patch を選択します。
- Resource Type フィールドをクリックし、FHIR リソースタイプのリストを表示します。更新するフィールドを持つリソースのタイプを選択または入力します。
- Number of Operations フィールドに、更新するフィールドの数を指定します。
フローの以前のステップから値をマップする場合は Resource id フィールドを空白のままにしておきます。これが通常の作業になります。その他の場合は、更新するフィールドが含まれるリソースのリソース ID を指定します。
注記: 現在のリリースでは、JSON パッチオプションは動作しません。代わりに、以下の手順で説明するように、データマッパーを使用してフィールドを更新します。
- Next をクリックして、このコネクションをフローに追加します。
データマッパーステップの追加
- フロービジュアライゼーションで、追加したばかりの FHIR コネクションの前にあるプラス記号をクリックします。
Data Mapper をクリックします。
Target パネルには、更新する各フィールド用の番号が付けられたフォルダーが表示されます。Patch アクションを設定するとき、更新するフィールドの数を指定します。データマッパーは、この数のフォルダーを Target パネルに表示します。たとえば、更新するフィールドの数として 3 を指定すると、
1
、2
、および3
のラベルが付いた 3 つのターゲットフォルダーが表示されます。更新する各フィールドをいずれかのターゲットフォルダーのフィールドにマップします。
-
Target パネルでフォルダーを展開し、
op
、path
、およびvalue
の 3 つのフィールドを表示します。 -
ソースフィールド、定数、またはプロパティーをターゲット
path
フィールドにマップします。パスは更新するリソースフィールドを識別します。パスの値では、数字はリストフィールドのインデックスを示し、スラッシュは子フィールドに通じます。たとえば、/name/1/given/1/value
パスをマップし、指定の name フィールドの値を更新します。 -
フィールドの現在の値を置き換えるデフォルトの更新操作を許可するか、ソースフィールド、定数、またはプロパティーを
op
フィールドにマップし、フィールドの更新方法を示します。可能な操作の詳細は、JSON patch operations を参照してください。 -
フィールドを更新して新しい値を取得する場合は、ソースフィールド、定数、またはプロパティーをターゲット
value
にマップします。これは、フィールドに含まれるようにする新しい値になります。
-
Target パネルでフォルダーを展開し、
- Patch アクションの設定時にリソース ID を指定しなかった場合は、リソース ID をターゲット id フィールドにマップします。
- Done をクリックして、データマッパーステップをフローに追加します。
結果
インテグレーションビジュアライゼーションで追加した場所にコネクションが表示されます。実行中、コネクションは指定のリソースフィールドを更新し、id.idPart
が含まれる MethodOutcome リソースを返します。このフィールドには更新されたリソースの ID が含まれます。