10.2. FTP または SFTP サーバーからのファイルの取得


FTP または SFTP コネクションが対象のファイルを見つけたときにインテグレーションを実行するには、FTP または SFTP コネクションをインテグレーションの最初のコネクションとして追加します。

前提条件

FTP または SFTP コネクションが作成済みである必要があります。

手順

  1. Fuse Online パネルの左側にある Integrations をクリックします。
  2. Create Integration をクリックします。
  3. Choose a connection ページで、FTP または SFTP サーバーのポーリングに使用する FTP または SFTP コネクションをクリックします。
  4. Choose an action ページで Download を選択します。
  5. File name expression フィールドに、ダウンロードするファイルを指定する Apache Camel File 言語 式を入力します。(正規表現は指定できませんのでご注意ください。)

    たとえば、FTP サーバーから特定の拡張子を持つすべてのファイルをフィルター処理できます。次の例では、拡張子が .doc のすべてのファイルを指定しています。

    '${file:onlyname.noext}.doc'

    FTP ディレクトリー内のすべてのファイルをダウンロードする場合は、File name expression フィールドを空白のままにします。

    実行時に、接続はファイルをサーバーにポーリング (定期的にチェック) し、見つかった場合はそれらをダウンロードします。

  6. FTP directory フィールドに、ポーリングする server ディレクトリーの絶対または相対パスを入力します。コネクションは、このディレクトリーのコンテンツを確認し、コンテンツを見つけるとファイルをすべてダウンロードします。
  7. Milliseconds before polling starts フィールドでは、デフォルトの 1000 ミリ秒を使用するか、値を変更します。
  8. Milliseconds before the next poll フィールドでは、デフォルトの 500 ミリ秒を使用するか、値をミリ秒単位で変更します。これは、ポーリングの間隔になります。
  9. Delete after download フィールドでは、デフォルト値の No を使用するか、Yes を選択してファイルをダウンロードした後にサーバーから削除します。
  10. Next をクリックして、アクションの出力タイプを指定します。
  11. データタイプの認識が必要がない場合は、Select Type フィールドに Type specification not required を使用し、Next をクリックします。残りの手順を行う必要はありません。

    ただし、構造化データタイプが推奨されます。たとえば、コネクション出力をデータマッパーステップでマップする場合、データタイプを指定する必要があります。データマッパーは、非構造化データのフィールドを表示できません。

    データタイプを指定するには、Select Type フィールドをクリックし、以下の 1 つをスキーマタイプとして選択します。

    • JSON schema は JSON データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは application/schema+json です。
    • JSON instance は JSON データが含まれるドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは application/json です。
    • XML schema は XML データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのファイル拡張子は .xsd です。
    • XML instance は XML データが含まれるドキュメントです。このドキュメントのファイル拡張子は .xml です。
  12. Definition 入力ボックスに、選択したスキーマタイプに準拠する定義を貼り付けます。たとえば、JSON schema を選択した場合は、メディアタイプが application/schema+json の JSON スキーマファイルの内容を貼り付けます。
  13. Data Type Name フィールドにはデータタイプに選択した名前を入力します。たとえば、ベンダーの JSON スキーマを指定する場合は、Vendor をデータタイプ名として指定することができます。

    このタイプを指定するコネクションを使用するインテグレーションを作成または編集するときにこのデータタイプ名が表示されます。Fuse Online では、インテグレーションビジュアライゼーションとデータマッパーにタイプ名が表示されます。

  14. Data Type Description フィールドには、このタイプを区別するのに便利な情報を提供します。データマッパーでこのタイプを処理するステップにカーソルを合わせると、この説明が表示されます。
  15. Next をクリックします。

結果

コネクションは、インテグレーションビジュアライゼーションの最初に表示されます。

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