5.4. SQL Server コネクターのデプロイ
SQL Server コネクターのインストールは、JAR のみのダウンロード、Kafka Connect 環境に抽出し、プラグインの親ディレクトリーを Kafka Connect 環境で指定する必要がある単純なプロセスです。
前提条件
- Zookeeper、Kafka、および Kafka Connect がインストールされている。
- SQL Server がインストールされ、設定されている。
手順
- Debezium SQL Server コネクター をダウンロードします。
- ファイルを Kafka Connect 環境に抽出します。
プラグインの親ディレクトリーを Kafka Connect に追加し
plugin.path
ます。plugin.path=/kafka/connect
上記の例では、Debezium SQL Server コネクターを /kafka/connect/debezium-connector-sqlserver
パスに抽出していることを前提としています。
- Kafka Connect プロセスを再起動します。これにより、新しい JAR が確実に検出されます。
関連情報
デプロイメントプロセスおよび AMQ Streams でのコネクターのデプロイに関する詳細は、『Debezium インストールガイド』を参照してください。
5.4.1. 設定例
コネクターを使用して特定の SQL Server データベースまたはクラスターの変更イベントを生成するには、以下を実行します。
- SQL Server で必要に応じ て、データベースで Events イベントを公開します。
- SQL Server コネクターの設定ファイルを作成します。
コネクターが起動すると、SQL Server データベースのスキーマの一貫したスナップショットを取得し、変更をストリーミングし、挿入、更新、および削除されるすべての行に対してイベントを生成します。スキーマおよびテーブルのサブセットのイベントを生成することもできます。任意で、機密性の高い、大きすぎる、または必要でないコラムを無視し、マスク、または切り捨てられます。
以下は、192.168.99.100 のポート 1433 で SQL Server サーバーを監視するコネクターインスタンスの設定例です fullfillment
。通常、コネクターで使用できる設定プロパティーを使用して、.yaml
ファイルで Debezium SQL Server コネクターを設定します。
apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1 kind: KafkaConnector metadata: name: inventory-connector 1 labels: strimzi.io/cluster: my-connect-cluster spec: class: io.debezium.connector.sqlserver.SqlServerConnector 2 config: database.hostname: 192.168.99.100 3 database.port: 1433 4 database.user: debezium 5 database.password: dbz 6 database.dbname: testDB 7 database.server.name: fullfullment 8 database.whitelist: dbo.customers 9 database.history.kafka.bootstrap.servers: my-cluster-kafka-bootstrap:9092 10 database.history.kafka.topic: dbhistory.fullfillment 11
- 1
- Kafka Connect サービスに登録した場合のコネクターの名前。
- 2
- この SQL Server コネクタークラスの名前。
- 3
- SQL Server インスタンスのアドレス。
- 4
- SQL Server インスタンスのポート番号。
- 5
- SQL Server ユーザーの名前
- 6
- SQL Server ユーザーのパスワード
- 7
- 変更を取得するデータベースの名前。
- 8
- ネームスペースを形成する SQL Server インスタンス/クラスターの論理名。Avro Connector が使用されたときに、コネクターが書き込む Kafka トピックの名前、Kafka Connect スキーマ名、および対応する Avro スキーマの namespace で使用されます。
- 9
- Debezium の変更がキャプチャーされるすべてのテーブルの一覧。
- 10
- このコネクターが DDL ステートメントの書き込みおよび復元に使用する Kafka ブローカーのリスト。
- 11
- コネクターが DDL ステートメントを作成し、リカバリーするデータベース履歴トピックの名前。このトピックは内部での使用のみを目的としており、コンシューマーが使用しないでください。
これらの設定で指定できる コネクタープロパティーの完全なリスト を参照してください。
この設定は、POST から稼働中の Kafka Connect サービスに送信できます。これにより、設定を記録し、SQL Server データベースに接続する 1 つのコネクタータスクを開始し、トランザクションログを読み取り、イベントを Kafka トピックに記録します。