5.4. 異なるロールに対する rhsm コンポーザブルサービスの適用


rhsm コンポーザブルサービスをロールごとに適用することができます。たとえば、コントローラーノードに 1 つの設定セットを適用し、コンピュートノードに異なる設定セットを適用することができます。

手順

  1. 設定を保存するための環境ファイル (templates/rhsm.yml) を作成します。
  2. 環境ファイルに設定を追加します。以下に例を示します。

    resource_registry:
      OS::TripleO::Services::Rhsm: /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/extraconfig/services/rhsm.yaml
    parameter_defaults:
      ControllerParameters:
        RhsmVars:
          rhsm_repos:
            - rhel-7-server-rpms
            - rhel-7-server-extras-rpms
            - rhel-7-server-rh-common-rpms
            - rhel-ha-for-rhel-7-server-rpms
            - rhel-7-server-openstack-14-rpms
            - rhel-7-server-rhceph-3-osd-rpms
            - rhel-7-server-rhceph-3-mon-rpms
            - rhel-7-server-rhceph-3-tools-rpms
          rhsm_username: "myusername"
          rhsm_password: "p@55w0rd!"
          rhsm_org_id: "1234567"
          rhsm_pool_ids: "1a85f9223e3d5e43013e3d6e8ff506fd"
          rhsm_method: "portal"
      ComputeParameters:
        RhsmVars:
          rhsm_repos:
            - rhel-7-server-rpms
            - rhel-7-server-extras-rpms
            - rhel-7-server-rh-common-rpms
            - rhel-ha-for-rhel-7-server-rpms
            - rhel-7-server-openstack-14-rpms
            - rhel-7-server-rhceph-3-tools-rpms
          rhsm_username: "myusername"
          rhsm_password: "p@55w0rd!"
          rhsm_org_id: "1234567"
          rhsm_pool_ids: "1a85f9223e3d5e43013e3d6e8ff506fd"
          rhsm_method: "portal"

    resource_registry は、各ロールで利用可能な OS::TripleO::Services::Rhsm リソースに rhsm コンポーザブルサービスを関連付けます。

    ControllerParametersComputeParameters はいずれも、独自の RhsmVars パラメーターを使用して、サブスクリプションの情報をそれぞれのロールに渡します。

  3. 環境ファイルを保存します。

これらの手順は、オーバークラウドで rhsm を有効化して設定します。ただし、以前のバージョンの Red Hat OpenStack Platform の rhel-registration メソッドを使用していた場合には、それを無効にして Ansible ベースのメソッドに切り替える必要があります。従来の rhel-registration メソッドから Ansible ベースのメソッドに切り替えるには、以下の手順に従ってください。

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