7.4. コンテナーイメージ準備のパラメーター


コンテナー準備用のデフォルトファイル (containers-prepare-parameter.yaml) には、ContainerImagePrepare Heat パラメーターが含まれます。このパラメーターで、イメージのセットを準備するためのさまざまな設定を定義します。

parameter_defaults:
  ContainerImagePrepare:
  - (strategy one)
  - (strategy two)
  - (strategy three)
  ...

それぞれの設定では、サブパラメーターのセットにより使用するイメージやイメージの使用方法を定義することができます。以下の表には、ContainerImagePrepare の各設定で使用することのできるサブパラメーターの情報をまとめています。

パラメーター説明

excludes

設定から除外するイメージの名前に含まれる文字列のリスト

includes

設定に含めるイメージの名前に含まれる文字列のリスト。少なくとも 1 つのイメージ名が既存のイメージと一致している必要があります。includes パラメーターを指定すると、excludes の設定はすべて無視されます。

modify_append_tag

対象となるイメージのタグに追加する文字列。たとえば、14.0-89 のタグが付けられたイメージをプルし、modify_append_tag-hotfix に設定すると、director は最終イメージを 14.0-89-hotfix とタグ付けします。

modify_only_with_labels

変更するイメージを絞り込むイメージラベルのディクショナリー。イメージが定義したラベルと一致する場合には、director はそのイメージを変更プロセスに含めます。

modify_role

イメージのアップロード中 (ただし目的のレジストリーにプッシュする前) に実行する Ansible ロール名の文字列

modify_vars

modify_role に渡す変数のディクショナリー

push_destination

アップロードプロセス中にイメージをプッシュするレジストリーの名前空間。このパラメーターで名前空間を指定すると、すべてのイメージパラメーターでもこの名前空間が使用されます。true に設定すると、push_destination はアンダークラウドレジストリーの名前空間に設定されます。実稼働環境では、このパラメーターを false に設定することは推奨されません。

pull_source

元のコンテナーイメージをプルするソースレジストリー

set

初期イメージの取得場所を定義する、キー:値 定義のディクショナリー

tag_from_label

得られたイメージをタグ付けするラベルパターンを定義します。通常は \{version}-\{release} に設定します。

set パラメーターには、複数の キー:値 定義を設定することができます。以下の表には、キーの情報をまとめています。

キー説明

ceph_image

Ceph Storage コンテナーイメージの名前

ceph_namespace

Ceph Storage コンテナーイメージの名前空間

ceph_tag

Ceph Storage コンテナーイメージのタグ

name_prefix

各 OpenStack サービスイメージの接頭辞

name_suffix

各 OpenStack サービスイメージの接尾辞

namespace

各 OpenStack サービスイメージの名前空間

neutron_driver

使用する OpenStack Networking (neutron) コンテナーを定義するのに使用するドライバー。標準の neutron-server コンテナーに設定するには、null 値を使用します。OVN ベースのコンテナーを使用するには、ovn に設定します。OpenDaylight ベースのコンテナーを使用するには、odl に設定します。

tag

ソースレジストリーからプルするイメージを識別するために director が使用するタグ。通常、このキーは latest に設定したままにします。

注記

set セクションには、openshift_ で始まる複数のパラメーターが含まれる場合があります。これらのパラメーターは、OpenShift on OpenStack に関するさまざまなシナリオ向けです。

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