2.5. ケイパビリティーマップ
ケイパビリティーマップは、プラン内の環境ファイルとそれらの依存関係のマッピングを提供します。director の Web UI で環境ファイルを記述および有効化するには、このファイルを使用します。オーバークラウドプランで検出されるカスタムの環境ファイルの中で、capabilities-map.yaml にリストされていないファイルは、Web UI の 2 デプロイメントの設定の指定 > 全体の設定 の Other サブタブに一覧表示されます。
デフォルトのファイルは、/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/capabilities-map.yaml にあります。
ケイパビリティーマップの構文の例を以下に示します。
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topicsパラメーターには、UI のデプロイメント設定内のセクションの一覧が含まれます。各トピックは、環境オプションの単一画面として表示され、複数の環境グループが含まれます。これは、environment_groupsパラメーターで定義することができます。各トピックには、プレーンテキストのtitleとdescriptionを記述することができます。- 2
environment_groupsパラメーターには、UI のデプロイメント設定内の環境ファイルのグループを一覧表示します。たとえば、ストレージトピックでは、Ceph 関係の環境ファイルの環境グループがある可能性があります。各環境グループには、プレーンテキストのtitleとdescriptionを記述することができます。- 3
environmentsパラメーターには、環境グループに属する環境ファイルがすべて表示されます。fileパラメーターは、環境ファイルの場所です。各環境エントリーには、プレーンテキストでtitleとdescriptionを記述することができます。- 4 5
requiresパラメーターは、環境ファイルの依存関係の一覧です。この例では、environment_file_1.yamlとenvironment_file_2.yamlにはいずれもdependent_environment_file.yamlを有効化する必要もあります。
Red Hat OpenStack Platform は、このファイルを使用して director UI の機能へのアクセスを追加します。Red Hat OpenStack Platform のバージョンが新しくなると、このファイルは上書きされる可能性があるため、編集しないことを推奨します。