7.3. 管理/管理解除を使用した共有の追加と削除


Shared File Systems サービス (manila) の管理/管理解除機能を使用して、ストレージ内にすでに存在するファイル共有を管理できます。ユーザーは、アクセス権の付与、マウント、サイズ変更などの操作を、Shared File Systems サービス共有に対して実行する場合と同じ方法で、管理対象の共有に対して実行できます。

driver_handles_share_servers (DHSS) パラメーターが true に設定されている共有と、DHSS が false に設定されている共有のライフサイクルを管理できます。DHSS=true の共有を管理するには、その共有を含む共有サーバーも管理する必要があります。

共有の管理を解除すると、共有は削除されずに、Shared File Systems サービスの管理から削除されます。共有に依存スナップショットまたは共有レプリカがある場合、スナップショットまたは共有レプリカが削除されている場合にのみ、Shared File Systems サービスから共有を削除できます。

制限事項

  • ドライバーは、管理/管理解除機能をサポートする必要があります。
  • 管理/管理解除機能は、ネイティブ CephFS または CephFS-NFS バックエンドをサポートしません。CephFS 共有を Shared File Systems サービスの管理から削除できます。ただし、既存の CephFS 共有を Shared File Systems サービスの管理下に置くことはできません。
  • 共有を Shared File Systems サービスの管理下に置くと、既存のクライアントは切断されます。Shared File Systems サービスの管理から共有を削除しても、既存のクライアントは接続されたままになります。

手順

  1. ワークステーションから OpenStackClient Pod のリモートシェルにアクセスします。

    $ oc rsh -n openstack openstackclient
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  2. ファイル共有を管理します。

    $ openstack share adopt
        --name <name>
        --description <description>
        --share-type <share_type>
        --driver-options [<key=value> [<key=value> ...]]
                            [--public] [--share-server-id <share_server_id>] \
                            [--wait] <service_host> <protocol> <export_path>
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    • <name> を、わかりやすい共有名に置き換えます。
    • <description> を、共有の説明に置き換えます。
    • <share_type> を、共有の共有タイプに置き換えます。
    • <key=value> を、共有に関連付けるドライバープロパティーのキーと値のペアに置き換えます。イメージに関連付けるキーと値のペアは複数使用できます。
    • <share_server_id> を、共有サーバーの ID に置き換えます。
    • <service_host> を、ホストサーバーに置き換えます。
    • <protocol> を、共有の NAS プロトコル (例: nfs) に置き換えます。
    • <export_path> を、共有のエクスポートパスに置き換えます。
  3. 共有が利用可能であることを確認します。

    $ openstack share show <name>
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  4. ファイル共有の管理を解除します。

    $ openstack share abandon [--wait] <name>
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  5. openstackclient Pod を終了します。

    $ exit
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